2005年06月30日

ついに雨が・・・

土のう1土のう2






今年の6月は本当に雨が降らず、田んぼに水を確保するのが大変でした。
地元の農家の方達も「梅雨に入っても、こんだけ雨が降らん年は・・・記憶にないな〜」
そのため水路に流れ込む川の水を、少しでも多く引き寄せるために土のうを作りそれを一つひとつ積み上げ、水漏れ防止にビニールなどを詰め込む、近年にない大土木工事を行いました。

そして出来上がったのが、通称「いいおダム」 農業を愛する男達がつくった大傑作です!
そのおかげで田んぼに水が豊富に満ち渡り、みんな大喜びで大成功かと思われました。


           が、しかし・・・


                        伊藤
   続きを読む
Posted by iiokome at 23:55

草取り対決

田車






今日も朝から蔵人が4人、私はお昼を過ぎてから田んぼに向かいました。契約農家の方の田んぼに草取りのお手伝いに。

我々の手動田車 VS 農家さんの自動田車
その結果やいかに?

田車2田車3






自動田車は一気に3列の草取りができます。
ガソリンで動くのでスピードもケタ違い。

でも、苗と苗の幅が狭いところでは使えません。そんな場所こそ手動田車の出番。それさえも入らないところは手で草を取ります。

という訳で、結果は引き分け。お互いがお互いの短所を補いながら、今日も3枚の田んぼの草取りが終わりました。ふぅーっ。

糸トンボ






そんな疲れを癒してくれたのが、きれいな色をした糸トンボ。写真を撮る間ずっと、おとなしく私の指に止まってくれてました。

この棚田の辺りでは、カエルや蛇はもちろん、カニやカメなどいろんな動物に出会えます。小学生の夏休みの研究にはもってこいの場所かも知れません。
残念ながら、10年ほど前に小学校は廃校になってしまいましたが…。
ぜひ、夏休みの想い出作りにご家族でいらっしゃってください。

                          五代目見習い 彰浩  
Posted by iiokome at 23:01

2005年06月29日

雨のありがたみ

雨雨2






昨晩から今日にかけて、待ちに待った雨が降りました。
蔵人をはじめ農業に携わる人々の願いが強かったせいか、思った以上の雨が降りました。
特に京都府北部の丹後地域は午前9時35分に大雨・洪水警報が発令されたほど、前日までとはうって変わっての天気。川の水は増水し、一部では決壊があったようです。幸い午前11時30分に大雨・洪水警報は解除されましたが…。

この雨によって田んぼに十分な水を供給することができますので、また明日から気を引き締めて作業にあたります。

昨年まで東京でサラリーマンをやっていた私にとって、こんなに天候を気にすることはありませんでした。お酢屋であると同時に農家でもある飯尾醸造に少しずつ染まっていることを実感します。

話はかわって…
今日、7名のお客様が蔵の見学にいらしゃいました。
その方から、「30年以上富士酢を使っている」とのお話を聞き、本当にありがたく、また気の引き締まる思いがしました。

                          五代目見習い 彰浩  
Posted by iiokome at 19:22

2005年06月28日

田草取り2

20050628102321.jpg 梅雨に入っても、未だ雨が降りません…。
田んぼの稲も空を見上げ、雨を待っているように見えてしまいます…。

さて、今日は社員6名で、ある契約農家さんの田んぼに田草取りをお手伝いに行って来ました。
その契約農家さんは唯一、「木村農法」でお米を全て作って頂いている方で、大変頑張っておられます。

早速、朝一番から田車を押す人、手で取る人と分かれて行ったのですが、なかなか思う様に行かないのと、気温の上昇による体力低下でかなり辛かったです。

午後から田草取りを再開し、要領もわかり黙々とやっていましたが、少しずつ疲労がたまり、腰、腕、肩、指先が痛くなり始めスローペースに…。
でも、契約農家さんが農協に注文されていた「自動田打車」が到着し、大変助けられました。
機械の仕事の速さにはビックリしましたが、やはり無理な所は人間の手でコツコツやらないと…。

この田草取りは、後2〜3日続きます。

                                今井  
Posted by iiokome at 18:25

自然栽培農法のりんごづくりに成功した木村さん

木村さん本






りんごの無農薬・無肥料栽培に成功した木村秋則さんに関する本が出版されました。
木村さんには昨年の冬と今年の春の2回、蔵や棚田にお越し頂き、現在も農業の指導をしていただいております。弊社では「木村農法」と呼び、今年からこの農法を取り入れた稲作を行っています。

今回出版された本は、1人でも多くの方々に日本の食がより安全で、しかも国内で生産・消費が持続可能になることの重要性を知っていただきたい、との思いから生まれました。弊社の飯尾 毅も寄稿させていただいております。

というわけで、弊社商品をご注文いただいた方の中で、この本が欲しいという方がいらっしゃいましたら商品に同梱させていただきたいと思います。
通信欄に「木村さんの本がほしい」とご記入ください。
数に限りがありますが、できる限り再購入してでも皆様に読んでいただきたいと考えております。

                         五代目見習い 彰浩  続きを読む
Posted by iiokome at 18:18

2005年06月27日

バイオトップ散布

20050627095616.jpgバイオトップ散布2






決して水遊びをしているわけではありません!
稲の分けつが進み始めたため、病気の予防に弊社の植物活性液バイオトップを散布しているところです。
これを散布することによりイモチ病、モンガレ病にかかりにくくなります。

                                伊藤  続きを読む
Posted by iiokome at 23:56

グミの実から学ぶこと

グミの木グミの木2






棚田での米作り時に休憩所としても使わせていただいている民家(通称ぶーたん)には、グミの木があります。正確には『なつぐみ』と呼ばれる品種で、その名の通り夏場に果実が熟すことと楕円形で果柄が長いのが特徴です。

真っ赤に熟した実をひとつ口に入れた瞬間、甘酸っぱさと少しの渋みがじゅわっと広がります。

このたわわに実ったグミの木を見ると、山里の自然やその産物に豊かさを感じますが、一方で日に日に枯れていく川や田んぼからは自然の厳しさをまざまざと見せつけられています。

グミの実の味は、人間に対する自然の力を代弁してくれているようです。
甘さと渋み…。

                          五代目見習い 彰浩  
Posted by iiokome at 16:10

2005年06月26日

NPO法人 里山ネットワーク世屋イベント

NPONPO2






今日はNPOのイベントに参加してきました。総勢20名ほどが4つのチームに分かれて、湿原や遊歩道、水田等の散策を行いました。
その後、景観を守るためにはどういう活動を行うべきかをチーム毎に発表。

私は遊歩道を散策しましたが、その際に持っていった昭和38年の地図には一面田んぼ(記号は‖)と表示されているところが、現在は広い草原になっていました。40年の間に荒廃がどんどん進んでいくこの場所をいかに保守・維持していくか、かなりの難解です。稲作を続けることがココでは本当に難しい…。

とはいえ、この場所はぜひ一度来て頂いて損はありません。しかも秋には黄金色のススキがばぁーっと一面に広がるようです。

NPO4NPO3






悪いことばかりではありません。散策中に四葉クローバーも見つけたし、シマヘビの脱殻も完全な形で残っていました。
明日は雨が降ればいいなぁ。

ちなみに雨が降るようなしかけも地味に行っています。
先日、NPOのイベントに参加してくださった方にメールで、「八代亜紀の歌を歌って下さい」とお願いしました。
あめあめふれふれ、もっとふれー…、と。

                          五代目見習い 彰浩  
Posted by iiokome at 18:17

2005年06月25日

かぼちゃ当番

かぼちゃかぼちゃ2






先月、蔵から徒歩5分のところにある畑にかぼちゃの苗を植えました。
耕さなくなって久しい畑の草を刈り、田んぼ作業を終えたばかりの耕運機で耕した後、黒いビニールで畑全体を覆います。
これによって雑草の生育を抑えると共に、太陽光を十分に吸収してくれるはず、…が、雨不足によって余計に畑がカラカラに。

となると、毎日、当番の蔵人が水やりに行く訳です。
いよいよ農家なのかお酢屋なのか、わからなくなってきました。
ちなみに蔵人の名刺にはそれぞれこんな肩書きが記されています。
「米作り」「酒造り」「酢造り」と。

かぼちゃの花の下にできた小さな膨らみがやがて大きな実になるまで、みんなでしっかり育てていきます。
そしてそのかぼちゃが『南瓜酢』となって、お客様の元へ…。

                          五代目見習い 彰浩  
Posted by iiokome at 18:14

2005年06月24日

Gメン’75?

Gメン7.5






今日は私を含め8名が棚田に集結。
蔵での作業は最小限に、棚田の草刈にやってきました。
草(Grass)を刈る男達だからGメン。
私は半人前なので、0.5人分。
それなら、Gメン'7.5?

Gメン7.5-2Gメン7.5-3






というわけで8名も集まれば、草も刈れる刈れる。朝8時から夕方5時までに棚田の土手にある雑草を全て刈り取りました。

これからの時期、土手の草を伸ばしたままにしていると、イネミズゾウムシと呼ばれる害虫が発生してきます。それによって、稲の生長が阻害され、結果として減収となる、ということでみんな必死に作業。

ギュイーンとすごい音を立てる草刈機を操る者、田んぼに落ちた草を畦道に出す者、そして私は田車と呼ばれる道具で田んぼの草を根こそぎ退治しました。

過去に例のないほどの雨不足に悩まされながら稲の生長をサポートし、天命を待ちます。

                          五代目見習い 彰浩
  
Posted by iiokome at 23:21

2005年06月23日

黒豆作り

20050623172820.jpg我々と一緒に原料米を作ってくださる契約農家さんのご自宅にお邪魔したら、弊社の黒豆酢の原料になる、黒豆の苗作りをされてました。
来週末ぐらいに畑に植えられる予定です。

                                 伊藤  続きを読む
Posted by iiokome at 23:59

蔵と棚田の見学

棚田見学棚田見学2






有限会社美田という農業生産法人の黒田さんが福岡から見学に来られました。
昨日、大阪スローフード協会の会合で大阪に来られたついでに、弊社まで足を伸ばしてくださいました。

以前、弊社社長の話を大阪スローフード協会の会議で聞いていただいたことがきっかけとなったようです。

はじめに蔵をご案内し、富士酢の発酵・熟成の現場を見ていただきました。
でも、せっかく福岡から来ていただいたので、是非とも原料米の作り方も、との思いから車で40分のところにある棚田まで来ていただきました。

宮津のチベットとも呼ばれる世屋地区は、狭い山道を上へ上へと進んだ標高400メートルのところにあります。
今日は3名の蔵人が田んぼで作業をしておりましたので、その様子を写真に納めてらっしゃいました。

帰りに内海からの天橋立を見ていただきました。
でも、地元に住む者としては松並木をご案内したかったです。
ぜひ今度お越しいただいた際は、と思っています。

遠いところ、ありがとうございました。

                          五代目見習い 彰浩  
Posted by iiokome at 17:24

2005年06月22日

微調整

微調整微調整2






先日、「蔵人は毎週、発酵の経過を見ながら微調整を行う」と書きましたが、では具体的にはどんなことをしているのか。

まずは週に一度、数値にて発酵の状態や液面の温度をチェックします。
発酵の進行が遅い場合や温度が低い場合はタンクと木蓋の間のカマボコ板の数を減らします。

また、季節によってムシロの数を増やしたり、減らしたり。
冬は寒いので多めに、夏は暑いので少なめに。
さらにムシロの外側を縛る紐もきつくしたり、ゆるくしたり。

カマボコ板1枚が味を左右する、との考えで蔵人は酢を造っています。
少しずつ、そのようなカンと経験をつんでいきたいと思います。

                          五代目見習い 彰浩  
Posted by iiokome at 18:10

2005年06月21日

田草取り

D1010138.jpg






田植えから一ヶ月が経過し、所々ヒエなどの雑草が見え始めました。
大きくなったものはどうしても手で抜き取る作業となりますが、小さいうちは田車(田打車)を使い、稲株の間を踏み潰さないように慎重に進んで行きます。
これを使うことにより、雑草を土の中に押し込むと同時に酸素が入り、稲の発育が良くなります。

伊藤  続きを読む
Posted by iiokome at 23:57

NPO法人 里山ネットワーク世屋

ぶーたんぶーたん2






過疎化の進む里山の文化や景観を守ることを目的に設立され、昨年4月に京都府よりNPO法人の認証を受けました。現在は弊社社長の飯尾 毅が理事長を務めております。

地元の文化や伝統を伝承することや棚田をはじめとした景観を守ることを目的として設立され、多くの方々にご支援いただいております。

その活動拠点がココ、通称「ぶーたん」です。
民家をお借りして使わせていただいています。
山菜採りや田植え体験会、その他文化伝承のためのイベントの拠点として少しずつ活動を拡大しています。
飯尾醸造にとっては米作りチームの休憩場所としても重宝しています。

この活動や景観の貴重性が認められ、環境省が全国で4地域のみ指定した「里地里山保全再生モデル事業地域」や財団法人京都オムロン地域協力基金が選ぶ、「第16回京都ヒューマンかざぐるま賞」をいただきました。

これをきっかけとして、世屋の良さを多くの人に知っていただき、魅力ある里山風景を後世に引き継ぐことができればと考えております。

そのためにも飯尾醸造がお客様に棚田や蔵を見学していただく機会をつくろうと考えています。
その際にはこのブログやホームページでご案内をさせていただきます。

里山ネットワーク世屋 http://www.npo-net.or.jp/itad/itad12/

                          五代目見習い 彰浩  
Posted by iiokome at 18:06

2005年06月20日

命の水!

D1010123.jpg






梅雨は何処へやら・・・米作りの命!とも言える水を求めて川へ行きました。
そこには水がたっぷり流れていますが、これだけ雨が降らないと水路の水も減る一方で…。

そこの水路の水は、他の農家の方も使われる水です。
そこで、川に土のうを50ケ積み上げて、塞き止めを作りました。
中々の出来映えで水はたっぷり水路に流れ、農家の方が「こんなに雨が降らへんのに、水がよく流れてるしおかしいと思って、川へ行ってみたら…。」と言われ、最後に笑顔で「おおきに!」の一言!

喜んで頂けたようで良かったです。            

                              今井  
Posted by iiokome at 23:36

ちりめん模様

膜の変化16日に酢酸菌の菌膜を移植したタンクは、20日になって、菌膜が液面全体に広がりました。

でも膜は薄く、ところどころにムラがみられます。



膜の変化2こちらは隣のタンクです。
4月に仕込んだものですので2ヶ月が経過し、菌膜がしっかりとした厚みに生長しています。
遠くから見るとツルンとしたように見えますが、ちりめん状の模様(しわ)ができています。

今日は大阪からお二人の方が蔵の見学にお越しになりました。
発酵の様子を見ていただいたところ、二つの菌膜の違いに驚かれていました。見た目だけでなく香りも全然違う、と言っていただきました。

毎週、蔵人は発酵の経過を見ながら微調整を行います。
本人にしかわからないような微妙な変化を感じながら、酢酸菌が一番すごしやすい環境を整えてあげています。

では、蔵人が行う「微調整」とは何か?
それは後日お伝えします。

                          五代目見習い 彰浩  
Posted by iiokome at 12:26

2005年06月19日

ハクレイ酒造見学

ハクレイ酒造ハクレイ酒造2






鳥取から宮津に戻った後、ハクレイ酒造さんを見学させていただきました。
ハクレイさんは飯尾醸造の蔵から車で15分のところにある、丹後を代表する酒蔵のひとつです。
173年もの歴史がある蔵ですが、それだけではなく近年は全国新酒鑑評会で2年連続金賞を受賞するなど、プロからの評価も高い蔵です。

見学の予約もせずに飛び込みで伺ったのですが、杜氏さんが丁寧に蔵を案内してくださいました。
その後、純米や本醸造、大吟醸など6種類を利かせて頂きました。
山廃の大辛口には「酒呑童子」、甘口の本醸造には「京女」と、酒の特徴がうまく表現されたネーミングです。

また同じ酒でも、火入れ(殺菌)したものと生貯蔵(酵母を低温で生かしてある)では全く味が異なります。生貯蔵酒は酵母由来の炭酸ガスによって、微発泡しており、暑い夏に飲みたくなるお酒でした。

貴重なお時間をいただき、ありがとうございました。

ハクレイ酒造株式会社 http://www.hakurei.co.jp/

                          五代目見習い 彰浩  
Posted by iiokome at 21:54

2005年06月18日

鳥取いろいろ

砂丘思いたったら鳥取一人旅。
特に予定も立てずに車を走らせ3時間。
というわけで、まずは鳥取砂丘。もっと内陸にあるのかと勝手に想像していましたが、海の真ん前にある砂浜でした。
砂浜のごっついやつ。天気が良かったので、沢山の方が来られてました。




梨ソフト次に鳥取といえば、21世紀梨。でも今の季節は梨ソフトクリーム、だそうです。








くらげ初めて食べました、生くらげ。もみじおろしポン酢で。コリコリとしたくらげ独特の食感が新鮮。
ご主人に伺ったところ、別に鳥取名物というわけではないようです。
近年、夏になると水温の上昇に伴って、越前くらげが大発生するという困ったニュースが流れますが、何とか食べられる工夫をされたのかも知れません。





岩牡蠣鳥取の岩牡蠣。ミルク感がそれほど強いわけではなく、さっぱりとした味でした。
こちらは名物のようです。







もずく雑炊シメはもずく雑炊。ちょっとしたぬめりがやさしくお腹に入っていきます。

やっぱり地の物をいただくと幸せになります。
宮津と同じ日本海ですが、新しい味の発見がありました。
満足しました。






  
Posted by iiokome at 18:05

2005年06月17日

布団代わりに

ムシロムシロ2






酢酸菌の菌膜を液面に浮かべてやると、いよいよ発酵のはじまりです。

酢は一年を通して造りますので、季節と共に蔵の室温も変わってきます。
とはいえ、酢酸菌は年中40度前後を好みます。
そういった意味で、タンクの上部にかけるムシロは布団の役目を果たします。

夏の暑い時期にはムシロの枚数を減らし、冬の寒い時期には枚数を増やすことで、菌が生育しやすい環境を整えてあげる。
そうすることによって、菌は元気に発酵してくれて、旨みたっぷりのお酢を造ってくれます。

そんな大事なムシロですが、最近は作り手がどんどん減ってきています。
長年使っていると朽ちてきますので、今から多めにストックしておく必要があります。

私どもの酢造りにはムシロはなくてはならない道具です。
今後もムシロを作り続けていただきたいと願っています。

                         五代目見習い 彰浩  続きを読む
Posted by iiokome at 14:01

2005年06月16日

菌を植える -発酵のスタート-

植菌今日は酢の仕込みがありました。
原料である純米酒と種酢、地下水をタンクに入れて準備OK。

いよいよ酢酸菌の菌膜を移植します。
他のタンク表面で発酵中の菌膜を専用の網ですくいます。


植菌2その膜を液面に浮かべてやります。








植菌3少しずつ少しずつ、慎重に菌膜を浮かべていきます。







植菌42・3日で菌膜は液面全体に広がります。
そして、膜の厚みを増していき、白いちりめん状のものへと成長していきます。

タンクの大きさや季節にもよりますが、3〜4ヶ月をかけて、酢酸菌はアルコール(純米酒)を栄養源として酢を造っていきます。

皆さん、びっくりされるのですが、夏よりも冬の方が早く発酵が進みます。
なぜかというと、液面と内部の温度差が大きければ大きいほど、タンク内で対流が起こりやすくなるからです。

液面付近でできあがった酢は自然に下に沈み、比重の軽いアルコール(純米酒)は液面にあがって酢へと変化する。

人間が考えて行うのではなく、自然にできていく。
発酵の奥深さがここにあります。

                        五代目見習い 彰浩  続きを読む
Posted by iiokome at 15:26

さすがです

D1010113.jpg静かな山間部に「ブ-ン、ブ―ン」と響き渡ります。
汗をブルブルかきながら、黙々と草刈りをしていきます。
農家の方達の中には70代後半の方もおられますが、米作り?十年! 草刈りひとつにしても手際の良さには頭が下がります…。
スゴイ!!
                         伊藤  
Posted by iiokome at 07:35

いざ出陣!

D1010117.jpg年に一度、地元の農家の方達と一緒に、山に沿った水路周辺の草刈りをします。

今年も苦手な蛇とご対面するのか? と、思うと少し気が重いです…
                     伊藤  
Posted by iiokome at 07:19

2005年06月15日

一番搾り? 荒走り?

搾り槽今も現役で活躍している搾り槽(ふね)です。
玄米酢などのお酢は、この槽を使って酢とカスに分けます。

いわゆる圧搾作業ですが、酒屋さんを含めてこの搾り槽を使われている蔵はめずらしいと思います。



圧搾1まずは専用の袋にお酢を詰めていきます。
こぼさない様に、また量を均等に入れることがコツです。







圧搾2その袋を下から順番に積み上げていきます。
その際には交互に隙間を空けることがポイントです。
そうしないと液の落ちるスペースがなくなってしまいます。





圧搾3袋を何段にも積み上げていきます。
今日は私が作業をしていたのですが、慣れないこともあって一番上まで積み上げるのに2時間もかかってしまいました。





圧搾4全部積み上げた後は木の重しを載せていきます。
すごく重いので3人がかりの仕事です。







圧搾5チョロチョロと少しずつお酢がでてきます。
油でいうところの「一番搾り」、日本酒でいうところの「荒走り」でしょうか。
このキラキラとしたお酢を見ると、思わず顔がほころびます。

次の日にはテコの原理で上から圧力をかけて、更に搾っていきます。

でも、これで出来上がりではありません。
出来上がったばかりのお酢はトゲのある荒々しい味ですので、美味しくありません。

そこで熟成タンクに移して熟成させます。
しかも月に一度、タンクを移動させます。
これはお酢を空気に触れさせることによってやわらかい味にすることと、オリを下げるためです。

地味な仕事ですが、この昔ながらの造り方が酢の味を左右します。
酢造りの舞台裏でした。

                          五代目見習い 彰浩  続きを読む
Posted by iiokome at 17:42

紅芋酢パワーは明日になってから

見学紅芋酢の焼酎割り






今日は東京農業大学の後輩が蔵見学に来てくれました。
といっても、わざわざ東京から来てくれた訳でもなく、先日紹介した「ワインとお宿 千歳」でノムリエ(ソムリエ見習いであり、飲んだくれ?)として働いている女性です。

その後、一緒に飲みに行きました。
和食には焼酎が合います。
特に芋焼酎には『紅芋酢』、ってことで芋焼酎の『紅芋酢』割り。
『紅芋酢』に含まれるポリフェノールの一種、アントシアニンには肝臓の働きを高める効果が非常に強いことがわかっていますが、それ以上に色がきれいでクセのない飲み易さは、ときに人を必要以上のお酒好きにさせます。

結局3人で芋焼酎ボトル2本強を飲んでしまいました。
でも大丈夫。
『食べる富士酢』を呑む前に飲んでるし、『紅芋酢』も飲んでるから、明日二日酔いになることはない、と信じて眠ろうと思います。

                         五代目見習い 彰浩  続きを読む
Posted by iiokome at 00:55

2005年06月13日

自然のままに、静置発酵

3e372905.JPG






私どもの蔵では「静置発酵」とよばれる昔ながらの製法でお酢を造ります。
これはタンクの表面の酢酸菌が、3〜4ヶ月とゆっくり時間をかけてアルコール(純米酒)を酢にかえていく発酵法です。

時間と手間、職人の勘が必要ですが、アミノ酸や有機酸の多い、まろやかで旨みの感じられるお酢を造ることができます。

                                相見  続きを読む
Posted by iiokome at 20:34

日本一?

日本一?日本一?2






蔵の向かいの倉庫から見えるのは日本海 若狭湾。
もしかしたら、日本で一番海に近いお酢屋かもしれません。

10軒ほど先には小さな漁港があります。
朝獲れたばかりのアジやサバが、昼食時には刺身となって家族のお腹に入ることもめずらしくありません。
お酢屋ながらも、サバを酢で〆るなんて勿体無い、と思ってしまうほど魚介には恵まれています。

日本一新鮮で美味しい魚を食べることができるお酢屋かも。

                          五代目見習い 彰浩
  
Posted by iiokome at 16:34

2005年06月12日

一合いくら?

溶液升2溶液升






「用液一合」。
大きい枡にはこのように刻印されています。
小さいほうは、「用液五勺」と。

確かにお酒やお酢などの液体はお米や豆と違って、枡で量ったものを他の容器に移す時に苦労します。
そんなとき、柄がついていれば便利だし、衛生面でも理に適っています。
しかも、大きいほうに小さいほうを合わせるとぴったり収まるように絶妙なサイジングがされています。
よく考えられたものだと感心してしまいます。

実は、他にもご紹介したいものがあるんです。
今も現役で活躍しているものもあります。
楽しみにしていてください。

                         五代目見習い 彰浩
  
Posted by iiokome at 22:09

2005年06月11日

ほっとする場所

ほっとする場所ほっとする場所2






今日は仕事が休みだったので、1人自転車で天橋立へ。
ここにはお気に入りのカフェがあります。

「ワインとお宿 千歳」さんのチェックインの場所を兼ねたカフェ「Cafe de pin」。
もってきた本をじっくり読むつもりが…。

ワインの誘惑に負けました。
生ハムのオープンサンドを片手に昼間から飲むワイン。
天橋立の廻旋橋や松林を眺めながら飲むワイン。
都会では味わえない、田舎ならではの贅沢な時間でした。

ワインとお宿 千歳 http://www.amanohashidate.org/chitose/

                               五代目見習い 彰浩  
Posted by iiokome at 22:51

2005年06月10日

もうひとつの蔵

87f26541.JPG酒蔵写真






飯尾醸造には酢を造る蔵の他に、蔵がもうひとつあります。
車で10分ほどのこの蔵では純米酒が造られます。
といいましても、その純米酒は全て酢の原料になるため、一般のお酒のように陽の目を見ることはありません。
酢になる、そのためだけに生まれてくるお酒です。

酒造りは毎年1月から3月までの3ヶ月間、杜氏と蔵人によって行われます。
杜氏の経験とカン、蔵人とのチームワークによって、1年分の酒が造られ、貯蔵されます。

安全で美味しいお米は美しい酒を醸し、その酒はやがて旨みたっぷりの酢となる、というとなんだかカッコいいのですが、実際は地道な作業の連続です。

いまは休業中の酒蔵ですが、冬になると毎日活気に満ちた別の顔になります。そんな様子をお届けしたいと考えております。

                          五代目見習い 彰浩  
Posted by iiokome at 15:41

2005年06月09日

明治のかほり?

050609_191401_Ed_M.jpg創業当時に使われていた壷でしょうか。昔は小売業のお客様がこれを蔵に持って来て、量り売りをするというリサイクルの仕組みがあったんでしょうか。
登録商標の『富士』は初代 長蔵が「日本で一番の酢を造りたい」と命名したものです。

お客様に直接お渡しするという商売の原点がここにあります。

                          五代目見習い 彰浩  
Posted by iiokome at 20:05

棚田の景観

5441efd6.JPG
写真は上世屋という地区で、私たちが米作りをしている田んぼです。
棚田と呼ばれており、作業効率が悪いことや農家の高齢化に伴う後継者不足により、全国でも年々失われつつある景観です。

特殊な地形のせいで機械が入れられない所が多く、未だに手作業なので本当に重労働です。
しかし、富士酢の原料である無農薬米の確保と、微力ではありますがこの景観を守るお手伝いができたらと、日々泥にまみれて奮闘しております。

                     藤本  
Posted by iiokome at 19:32

富士酢の飯尾醸造です

富士酢の飯尾醸造です
はじめまして。
私どもは京都・宮津のお酢やです。
創業は明治26年。
110余年ずっとお酢を造りつづけてきました。

昭和39年より無農薬米を原料として純米酒を醸した後、酢にするという気長な造りを守っています。近年は無農薬米の契約農家の高齢化・後継者不足に伴い、社員が原料米の一部を棚田で作っています。そのお米を使って、杜氏が純米酒を醸します。そして、その純米酒は1年の時を経て純米酢となり、皆様にお届けしております。

このブログでは、原料米や純米酒、純米酢づくりの現場や酢にまつわるエピソードを公開していきます。

                          五代目見習い 彰浩  
Posted by iiokome at 17:16

2005年06月08日

伸びてきました

直播22日目直播マルチの田植えから25日目で約10cmになりました。最近天気も良いので、これからどんどん大きくなれば言う事なしです。でもたまには雨が降ってくれないと水がなくなるし困るなぁ・・・
                          今井  続きを読む
Posted by iiokome at 11:19

2005年06月07日

米糠をまいてみる

米ぬか田んぼに米糠をまくと糠が発酵し除草効果があるということで、強風の中、全身糠まみれになってやりました。風向きを考えてやらないとダメですね・・・ただしタヌキ等の動物が匂いをかぎつけて田んぼを荒らしてしまうので、電気柵を設置する事にしました。
                      今井  
Posted by iiokome at 14:18