87f26541.JPG酒蔵写真






飯尾醸造には酢を造る蔵の他に、蔵がもうひとつあります。
車で10分ほどのこの蔵では純米酒が造られます。
といいましても、その純米酒は全て酢の原料になるため、一般のお酒のように陽の目を見ることはありません。
酢になる、そのためだけに生まれてくるお酒です。

酒造りは毎年1月から3月までの3ヶ月間、杜氏と蔵人によって行われます。
杜氏の経験とカン、蔵人とのチームワークによって、1年分の酒が造られ、貯蔵されます。

安全で美味しいお米は美しい酒を醸し、その酒はやがて旨みたっぷりの酢となる、というとなんだかカッコいいのですが、実際は地道な作業の連続です。

いまは休業中の酒蔵ですが、冬になると毎日活気に満ちた別の顔になります。そんな様子をお届けしたいと考えております。

                          五代目見習い 彰浩