原料である純米酒と種酢、地下水をタンクに入れて準備OK。
いよいよ酢酸菌の菌膜を移植します。
他のタンク表面で発酵中の菌膜を専用の網ですくいます。
そして、膜の厚みを増していき、白いちりめん状のものへと成長していきます。
タンクの大きさや季節にもよりますが、3〜4ヶ月をかけて、酢酸菌はアルコール(純米酒)を栄養源として酢を造っていきます。
皆さん、びっくりされるのですが、夏よりも冬の方が早く発酵が進みます。
なぜかというと、液面と内部の温度差が大きければ大きいほど、タンク内で対流が起こりやすくなるからです。
液面付近でできあがった酢は自然に下に沈み、比重の軽いアルコール(純米酒)は液面にあがって酢へと変化する。
人間が考えて行うのではなく、自然にできていく。
発酵の奥深さがここにあります。
五代目見習い 彰浩