醤油醤油2






丹波町にある京都府醤油醸造協業組合の工場を見学させていただきました。今回の目的は、醤油もろみを醤油と粕に分ける作業を酢の圧搾に応用することです。設備が違うため容易にはいかなそうですが…。

醤油は、蒸した大豆と炒った小麦からつくる麹に塩水を加え、約半年間じっくり発酵させることで出来上がります。その後、ドロドロの醤油もろみを風呂敷のような布で覆い重ねて、上から圧力をかけて搾っていきます。香ばしい小麦の匂いが漂う焙煎部屋から高温多湿の麹室、生醤油の香る発酵タンク…。同じ醸造業とはいえ、たくさんの新鮮な発見がありました。

いろんな蔵・工場を見せていただけることは、醸造業の役得だと思っています。日本酒や泡盛、酢、醤油等、幸いにもこれまでご対応下さった皆さんは本当に熱心且つ丁寧に案内してくださいました。そんな方々に感謝しつつ、自分も見習いたいと思います。

                             五代目見習い 彰浩