就農塾の主催者兼講師、さらには超人気ブログ「やまけんの出張食い倒れ日記」の著者でもある山本謙治さん(通称やまけん)が連れて行ってくださったそのお店「BAR オーパ」は門前仲町にありました。
そこにいらっしゃる水澤さんは、なんと第31回全国バーテンダー技能競技会で総合優勝された方。つまり日本一のバーテンダー。その方にウチの酢を使って、どこにもない、言うなれば「酢的なカクテル」をつくってもらう、というのが今回の趣旨です。
このカクテルは桜の香りがするのです。甘いのに甘さのキレが素晴らしく良いため、ひと口目の後すぐにふた口目を飲みたくなってしまう、そんなカクテルでした。甘いカクテルを飲むことに抵抗がある男性の方にぜひ飲んでいただきたい逸品。
次はいよいよ酢を使って、オリジナルを作ってもらうことに。
酢を入れたグラスにシャンパン(モエ・エ・シャンドン)を注ぐと鮮やかな紅色に大きな泡が立ち上る、カクテルの王道たる佇まいで「酢」とは誰も思わないような立派なお姿。(作っていただいてすぐにグビグビ飲んでしまったため、写真では泡が消えて量も減り、貧弱な感じに映っていますが)
味の方は少し酢が立つが、甘すぎず、鮮やかな色とお酢のもつ食欲増進効果から食前酒によさそうな感じがしました。いつ飲んでも美味いんですが。
次のカクテルに期待が高まります。
通常はトマトジュースにウォッカ、レモン果汁を入れてタバスコや胡椒を利かせるのだと思います。対して、これはレモン果汁の代わりにりんご酢で酸味を演出。レモンよりも複雑で強い酸味が絶妙です。
「これはけっこうバランスがいいと思いますよ。」とは水澤さんのお言葉。無理なお願いに対して、ここまで完成度の高いものを作る水澤さん、恐るべし。超一流のシェフと同じで、材料の味から出来上がりを頭の中でイメージし、目分量で作ってしまうという離れ業。
ジャガイモから造った、ほのかに甘みが特徴のアクアビットなる蒸留酒をベースに、大量のライムと「木村りんご酢」。マドラーのようなものでライムを潰しつついただきます。
・・・。
ひと口飲んでも言葉がでてこない。ほのかに甘くて酸っぱくて苦くて、でもアルコール度数の割にはまろやかで飲みやすい、なんとも複雑な味。
水澤さん曰く、「酸味には酸味で対抗するために、酢に大量のライムをぶつけてみました」と。ちなみにやまけんさんは、「こんなに複雑な味のするカクテルは飲んだことない」とのことで、一番のお気に入りだったようです。
この「BAR オーパ」での2時間は、まさに『大人の道楽』でした。こんなワガママに真剣に付き合ってくださった水澤さん、このようなチャンスを与えてくださったやまけんさん、本当にありがとうございました。忘れられない夜になりました。
BAR オーパ門前仲町店 03-5245-3539
五代目見習い 彰浩