りんご酒搾り1どぶろく






≪発酵を終えたりんご醪の様子≫

9月26日に仕込んだ無農薬・無肥料のりんご醪(モロミ)が出来上がりました。
早速「搾り」の作業に移ります。

ちなみに他のメーカーの果実酢・フルーツビネガーは濃縮還元果汁をドラム缶で輸入し、水で薄めて使うので、このような手間はかかりません。原料コストも「えっ?」とびっくりするほど安く抑えられます。その分、安全性や味は…言わずもがな、です。

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≪搾り槽に入れる作業≫

ドブロク状のりんご醪を酒袋と呼ばれる袋に入れ、液体と粕に漉していきます。ちなみに漉す前のものを「醪(モロミ)」と呼び、漉した後のものを「酒」と呼びます。

この作業は二人がかりで行います。一人が入れる役、もう一人が酒袋を広げて、入れてもらいます。そして、槽の底にひとつずつ袋を並べていくのですが、これが結構な重労働。特に一番下の段は大変です。

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≪酒袋の積みあがり≫

今回は手に入ったりんごの量が少なかったので、いつも玄米酢を搾るときほどの高さにはなりませんでした。

でも、結構な時間と労力のかかる作業なんですよ。
始めは袋の重みで酒がチョロチョロと出てきますが、少し経つと勢いがなくなってきます。そこで、重しを載せて、圧力をかけていきます。

8息を合わせて9せーの











≪圧搾≫

さらにテコの原理の応用で搾っていきます。

この辺が、「槽(フネ)」を漕いでいるようにみえるのかも知れません。今でも槽を使ってらっしゃる酒蔵はありますが、そのほとんどが油圧式です。このように人力で行うところは今まで見たことがありません。

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≪お酒の出来上がり≫

出来上がったお酒は、酵母による発酵を止めてやると共に、アルコールが飛ぶことを防ぐことを目的に、すぐさま火入れを行い、酢酸発酵へと移ります。

このチョロチョロと酒が流れる様を見るとほっとします。世の中にたくさんある、「りんご酢」と呼ばれるものとは、原料も製法も全く違うものです。早く商品として皆様の前にお披露目したいと思います。

                            五代目見習い 彰浩