2日目の朝、イクリンさんからホテルの部屋に電話があり、「今日も案内しようか?」とお誘いをいただきました。いそいそと身支度をして、三越デパート前で待ち合わせ。

この日はツアーでは食べることができないであろう、様々な庶民の味を満喫することができたのでした。

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≪大判焼き?≫

まずは道端の屋台で。
日本でもよく見かけるものですが、中の餡は4種類もありました。確か、ゴマ、赤豆(とイクリンさんは言ってたけど、小豆のことかな)、ピーナツ、さつまいも。私はピーナツ餡に。これはなんてことない、普通の味でしたが、歩きながら食べるって言うのはいいモンです。

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≪台湾のファーストフード的なお店≫

けっして綺麗な店ではなく、地元の人しか来ないであろう場所。左の写真に「本店採用自助式」という文字が見えますが、セルフサービスの意味だそう。そのまんまですな。

とにかく安い! 1元は約3.4円なので、ほとんどのメニューは100円以下。その中からイクリンさんがチョイスしてくれたのは3種。

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≪甜豆漿という甘い汁≫

ピーナツと米を使った汁だそう。台湾式のお汁粉のようなもの。具はなにも入っていないので、ひたすら飲む。トロミがあって熱くて、これだけを飲むには量が多い。

と思ったら、美味い食べ方があったのです。

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≪蛋餅≫

これこそ庶民の味。葱の入った卵のクレープのようなものでモチモチの食感。今回の旅行で一番美味かった料理かも。めちゃめちゃ気に入りました。

作り方は、
 1)小麦粉でつくった生地を厚めのクレープ状に一度焼いておく。
 2)葱を入れたとき卵を熱した鉄板の上で薄く焼く
 3)半熟状のときに1)の生地を上から重ねて一体化させる
 4)鉄板の上でロール上に焼き固めてできあがり

醤油ダレで食べると最高ー。これ、日本で流行ってほしい。原宿のクレープ屋がこっちに商売換えしてくれたらいいのに、っていうくらい、大好きな一品。

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≪薄焼きパンに揚げパンをはさんだもの≫

白い薄焼きパンにサクッサクッ、スカスカの揚げパンが挟んであります。ホットドッグみたいな風貌ですが、外も中も小麦粉。多分、朝食として成立する料理かと想像します。イクリンさんに言われて、ピーナツ汁粉に揚げパンを入れて食べてみると、最高のマリアージュ、とはいいませんが結構美味いのでした。多分、この食べ方じゃなかったら完食できなかったと思います。

このパンはご飯のように飽きが来ない、毎日の主食のようなものじゃないかと。揚げパン単体で食べている人もいました。

こんなお店が24時間営業しているっていう衝撃の事実が発覚! 確かにお客さんがたくさん入っていました。他の場所にもこのようなお店はたくさんあったので、庶民の台所のような感覚なのかも。海外旅行は添乗員に連れられるよりも、こんな風にして遊ぶのが好きです。大満足のランチでした。

                         五代目見習い 彰浩