2006年04月30日

播種

播種1

















先週(22日)農家さんと芽出しした種籾の播種を行いました。
種籾をジーと見て「・・・まーまーこんなもんだろう・・・」



播種2

















洗濯機で脱水させ、手にベタ付かない程度まで天日干しにします。
これは播種時に機械の中で、種籾が詰まらぬようにする為です。

播種8

















事前に用意しておいた培土の入った苗箱を乗せスイッチON!
最初は試運転・・・まずまずのようです。



播種3

















いよいよスタート! 種籾が土の上へ均等に落ちていきます。
これぞ筋播き(条播き)! それも播種量60gという薄播きです!
現在の慣行農法では大体150〜200gらしいですが・・・


播種6

















ちなみにこれは見にくいですが130gのバラ播きです。
だから播種量は倍以上です。 


播種7

















どうでしょう? きれいに並んでますが・・・なんか淋しいような・・・

しかしこれが今年の農法に使う物です。
60gは成苗にする為の絶対数値!(苗箱一つに40〜60gまで)
それ以上の播種密度になると葉令、冠根数、草丈などが少なく成苗とまでは言えなくなります。
何でも窮屈なのはダメです。伸び伸びと逞しく!

でも播種量が少ないうえバラ播きだと、移植時に田植え機の構造上 欠株が多く出るため均等に揃った筋播きにします。

成苗にする理由は大きく簡単に言うと・・・

雑草に負けないため・・・酸素を必要とする湿生のヒエは深水(約8センチ)にすれば発芽出来ない。中に発芽したものがあったとしても酸欠状態のため根の生育が悪く、浮力に耐えれず抜けて浮き上がってしまう。
その為には水没しない草丈15cm以上の成苗が必要!

害虫に負けないため・・・宿敵イネミズゾウムシが付着しても、4.5葉以上の成苗なら葉の面積も大きいのでデンプンの合成もしっかりでき根の数も極端に増え、少々食害されても問題ない(分げつが少し出遅れる程度)

冷害に負けないため・・・田植え時期を5月後半にすると例年気候が安定した時期なので根数が多い分、比較的 活着がスムーズにいくのと、初期段階に深水がしっかりと出来れば保温効果が高まり回避できる。

などなど・・・ホンマ簡単ですが・・・

どこまで思惑通りにいくか?

播種4

















そして播種後に灌水します(1箱に約1ℓ)


播種5

















最後に覆土、薄めに・・・厚ければその分、土の上に芽を出すまでのエネルギーを消耗してしまいますし、バラつきも出ます。

プール育苗1

















理想はプール育苗ですが、今年は例年にない豪雪と残雪のため場所が作れず、我々はハウスでの育苗・・・しかし場所的に可能な農家さんは水田の一角に苗床を作り、プール育苗されてます。


<一週間後>
プール育苗2


















プール育苗3

















鳥などの被害から守られながら、しっかりと芽を出して来ました。
「・・・でも、やっぱり淋しいわなー」

あと約一ヶ月の期間で、健全で立派な成苗になって頂きたいと願っております。
                             
                          伊藤

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