2006年07月01日

就農塾の塾生仲間で沖縄探訪その4 ―やぎ料理 辻蔵―

ここ2年ほどの間に東京では次々にジンギスカンのお店がオープンしているという話を耳にします。ご存知の通り、ジンギスカンは羊の肉を使った焼肉ですが、ラムとマトンの2種類があります。ラムは1歳未満の子羊であり、低カロリーで臭みが少ないことから、マトン(大人の羊)よりも人気です。特に女性は「マトンのあの匂いがダメ」っていう人も多いようです。

琉球宮廷料理を「山本彩香」で堪能した後は、ヤギ料理を食べに。沖縄ではヤギのことを「ひーじゃー」と呼び、強壮剤代わりにも食べられています。

ただ、匂いがすごい! 

マトンなんかは比べモンになりません。そのため、沖縄県人でも「ひーじゃー大好き」という方はめったにいません。女性に至っては、私が知っている人全員が拒否反応を示しているという、ある意味最も沖縄でディープは食材のひとつかもしれません。

これまでに5回ほど食べる機会がありましたが、美味しかったのは1回だけ。あとの4回は店に入った瞬間に、むわーっとするような動物園の匂いが押し寄せてきた、っていうくらい強烈な食体験だったのでした。

でも、せっかく沖縄に来たんだから、みんなにもこの体験をしてほしいと思い・・・

ひーじゃー























ひーじゃー2

















≪辻蔵≫

今回の仲間には再三「ひーじゃーの恐ろしさ」を伝えてから、入口に立ったのでした。

「ん? この店は動物園じゃないなぁ。」ちょっと拍子抜けしつつ、店内に歩を進めます。

そして、オーダーしたのが、


ひーじゃー3

















≪ヤギ刺し≫

まずはこれ。2種類の部位が入っており、ひとつは皮も付いています。刺身はどの店でも比較的食べやすいので初心者向けのメニュー。

生姜を薬味にいただきます。鶏よりも少しクセはありますが悪くありません。

ひーじゃー4

















≪あひる汁≫

これ、私は初めてだったので、かなり興味津々で注文。薄めの塩味でやさしい味。なかなかです。

ひーじゃー5

















≪ひーじゃー汁≫

いよいよメインディッュ。なぜか、ひーじゃー汁だけは自分で味をつけるのです。骨ごとぶつ切りにされた肉片とヨモギ(沖縄では、フーチバと呼ぶ)が入った汁。フーチバはその強烈な苦味によって、ヤギの凄まじいばかりの匂いを麻痺させる目的で使われています。この汁に塩を少し入れ、みんなの器に取り分けていきます。

そして、ひと口すすってみると・・・

大丈夫、全く問題なし。あひる汁に比べると脂っぽいのですが、悪くありません。

でも、ちょっとあの匂いのないひーじゃー汁にもの足りなさを感じてしまうような、複雑な心境。他のみんなもちょっと拍子抜けした「ひーじゃー体験」だったようです。

本土で酒を飲んだ後のシメにラーメンを食べるように、沖縄では「ひーじゃー汁」を食べたりします。そんな風に気軽に「ひーじゃー」を食べられるようになったら、あなたも自他共に認める沖縄通かも。ぜひ、トライしてみてください。

                         五代目見習い 彰浩

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