学研から発売されたムック本に掲載していただきました。数ヶ月前にテレビ番組でブームになった、しそ酢の本だそうです。

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≪掲載記事≫

実は弊社にもお客様や取引先様から、「しそ酢、つくっていますか?」というお問い合わせを多数いただきました。

シソ(大葉)にはほとんど糖分は含まれていませんので、しそから酢を造ることはできません。よって、酢にしそを漬け込んだものを「しそ酢」と呼んでいるのですが、この本の発売によって、自分で作ってみよう、と思う方が増えるとうれしいです。

しそには、

 ・食中毒予防
 ・解毒作用
 ・疲れ目解消

などの効果がある、と本に書いてありました。しかし、「ブラボー!」と鵜呑みにしてはいけません。こういったメディアに共通して抜けている点がひとつ。「原材料の安全性」です。

シソは葉野菜ですので、虫が葉を食べて、穴だらけになるのが普通です。ただ、スーパーや八百屋などで並んでいるもののほとんどは農薬がたっぷり使われていますので綺麗なもんです。また、外食時などでは十分に水洗いしないで、皿に載っているかもしれません。つまり、解毒作用の前に、農薬をたくさん身体に入れることになってしまいます。まさに本末転倒。

だから、私は外ではほとんど食べません。自宅ではというと・・・

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≪庭の青じそ畑≫

畑と呼べるようなものではありませんが、祖母に分けてもらった苗が大繁殖して、獲り放題の状態です。じゃあ、自宅で栽培していない人は安全なシソを手に入れることはできないのか、というと、限りなく農薬を使わずに栽培されている農家さんがいらっしゃいます。

そして、そのシソは『顔がみえる野菜。』として、全国のイトーヨーカドーで購入することができます。生産者は大分の二宮伊作さん。実は息子さんと何度かお会いしたことがあり、その栽培方法を伺いました。

二宮さんの農業法人はシソ(大葉)だけを専門に、何棟ものビニールハウスで通年栽培されています。

ビニールハウス内部全体に農薬を散布する農家が多い中、極力、農薬や化学肥料は散布しない方針。どうしても散布する必要がある場合は、希釈した農薬の入った、小さなスプレーボトルで、畑の一部分のみ散布するそうです。このような野菜が最大手のスーパーに並んでいることは素晴らしいですね。

テレビや新聞、雑誌などのメディアからの情報は、製法や機能性にフォーカスされている場合が多いので、ぜひ「原材料の安全性」という視点を加えてご覧いただくといいと思います。

                       五代目見習い 彰浩