2006年07月26日

飯尾醸造を陰で支え続けてくれた祖父

日曜日の朝、母方の祖父が他界しました。皆様のお陰で昨日、無事に葬儀を終えることができました。

これまでずっと、祖父母は飯尾醸造を陰で支えてくれていました。例えば、弊社のお客様に自宅で食事を摂っていただく際、いつも祖父母の畑から無農薬の野菜を拝借していたのです。また、東京のお客様に野菜をお送りしたときには、「こんなに新鮮で美味しい野菜は食べたことがない」とありがたいお礼のお言葉をいただいたことも。

そんな祖父も近年は入退院を繰り返しており、ここ最近は全くと言っていいほど食事を摂ることができませんでした。でも、頭はしっかりしており、病院のベッドの上で「あの無花果(いちじく)、食べたいなぁ」と、つぶやくように話しておりました。

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≪無花果≫

祖父が植えた無花果の木。他界する直前、畑にある無花果の木に2つの実がなりました。祖父の思いの分だけ、例年よりも早く生長したようです。タッチの差で食べてもらうことはできませんでしたが。


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≪万願寺とうがらし≫

この万願寺とうがらしはホンマに絶品です。醤油と砂糖、油でしんなりするまで炒めたものはご飯のベストパートナー。今は祖母が育ててくれており、初夏から秋にかけては、何度もお世話になります。

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≪青梅≫

この梅の木も祖父が植えたものです。先月のブログでも紹介したとおり、無農薬栽培の梅の木から家族で収穫後、『うめ紅す』『うめ黒す』の原材料として使わせてもらいました。来年の出荷まで、現在は蔵でエキスをゆっくり出しているところです。

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≪朝日新聞の掲載記事≫

当日の朝、この記事を持って母は病院に駆け込みました。耳元で大きな声を出して読み上げてしばらくした後、安心したかのように天国へと旅立ったそうです。

昨日の出棺の際には、この新聞記事と初物の無花果をひとつ、手元に入れてあげました。新しい生活への手土産として。

                       五代目見習い 彰浩

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