先週の土曜日、フードマエストロのスタッフの皆さん達総勢8名で渋谷にあるシチリア料理、ピノサリーチェへ。このお店はフードマエストロの企画運営責任者の方がシチリアに住んでいたときのルームメイトの女性がシェフをされています。

シチリア料理は渋谷の隣り、神泉駅そばで重シェフが腕を振るうアルキメーデ以来ということもあり、期待に胸を膨らませて。

ピノサリーチェ


























≪豆のスープ≫

レンズ豆、ひよこ豆、うずら豆の3種類の豆が入ったスープ。やさしい味やのにコクはしっかりあると思ったら、豚からひいた出汁が入っているそうな。

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≪シチリア名物?のパン≫

たっぷりのゴマと編み込みが特徴のパン。お店で焼いてるパンなんでしょうか。こういう細かいところでシチリアに行った気分が味わえるわけで。もちろん各人にカットしたパンがサーブされるんですが、写真を撮っているとこの大きなのをテーブルに持ってきてくれます。

小さなことですが、「お客様の喜ぶこと」を自然にできるチームには必ず応援してくれる人(この場合はリピーター)がついてくれます。飯尾醸造のみんなが「お客様のため」の行動を今以上に自然にできるようになればなぁ、とパンを頬張りながら考えたかと言えば考えてなかったはずですが。

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≪サルシッチャのショートパスタ≫

リガトーニというパスタ。私は好んでショートパスタは食べません。美味いショートパスタをほとんど食べたことがないから。日本にいるとロングパスタを食べる機会が多いことが理由のひとつかもしれませんね。ただ、これは絶品でした。鷹の爪を入れて弱火で辛味を移したオリーブオイルにサルシッチャ(生ソーセージ)の旨みいっぱいの脂がプラスされ、そのシンプルソースがリガトーニの表面積全てを覆っています。ショートパスタって、美味いなぁ、と。

実は学生のころ、世田谷区・用賀にあったカプリチョーザというイタリア料理のチェーン店の厨房で働いていました。もちろんアルバイトだったんですが、そのころはまだ社員の方と同じような仕事をさせてもらえたんです。サラダやピザを作るだけじゃなくて、パスタを茹でてソースを仕上げしたり、粉からラザニアの生地を作ったり、ヒレ肉をマルサラ酒でフランベしたり。仕込みの時には毎日タマネギを10個以上カットしてました。そのころは毎日のようにリガトーニと対峙してたはずですが、まともに食べた記憶がありません。うまいパスタやったことに気づかせてもらいました。

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≪クスクス≫

裏メニューの。すごく手間がかかるそうです。大人数で事前に予約をすれば作ってくれるかもしれません。クスクスとは、というのはこちらをご参照ください。

スープで蒸されたクスクスをそのまま食べても美味しいのですが、

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≪魚介のスープをかけて≫

この魚の旨みたっぷりのスープを吸い込んだクスクスの美味さ。鮟鱇、エビ、ムール貝の出汁はトマトの酸味と相まって、更なる旨みへと変化しています。考えてみたらトマトは野菜の中で一番グルタミン酸が多いんやから、魚介の出汁(イノシン酸やコハク酸)との相乗効果で旨みが何倍にも膨れ上がるわけで。

ご一緒させていただいた皆さんはグラッパ(ブドウの搾りカスから作る蒸留酒)まで満喫されていました。大人の皆様、またお誘いください。ありがとうございました。未踏の地、シチリアが恋しくなった夜でした。

                        五代目見習い 彰浩