先ほど宮津の蔵に戻ってきました。今回の出張はいつもにも増して素晴らしい出会いがたくさんありました。今日から数回に渡ってご紹介します。

まずは新横浜のフランスレストラン、HANZOYAさん。午前中の商談後、一人で伺ったのですが、仕入れ担当の山川さんが貴重な時間を割いてご一緒してくださいました。彼が中心となって入手している食材についてはこのブログをご覧ください。

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≪HANZOYA外観≫

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≪ホワイトアスパラ≫

旬の食材、ホワイトアスパラは佐賀県産だそう。もうすぐしたら本州ものがでてくるとか。上に乗ったトリュフの香りでアスパラのジュース、柔らかい繊維をいただきました。


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≪筍のフラン≫

先日、オーナー兼シェフの加藤さんと仕入れ担当の山川さんが京都まで探しに行かれた筍がフラン(洋風の茶碗蒸しのようなもの)になっています。その上にはフレッシュフォアグラのソテーが。

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≪アオリイカのロースト≫

アオリイカだったと思います。プリップリのイカは火の入れ加減が絶妙。バジルとアンチョビのソースでいただいたのですが、付け合せの野菜がまた美味いんです。野菜は地元の農家さんに分けてもらったり、お店が休みのときに皆さんで収穫を手伝いに行かれているとか。素材や生産者に対する思い入れには感動を通り越して、唸ってしまいます。

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≪メヌケのソテー≫

噛むとギシッギシッという白身では考えられない心地よい食感。言葉を失いました、うま過ぎて。ノビルやカンゾウ、タラノ芽などなど、付け合せの山菜も山川さんやスタッフの方々が山に入って採ってくるそうです。

素材について、「どこで採ってきた」とか「どこどこの誰々さんがこんな風にして作ってる」とか、ひとつひとつの食材の物語を隣で伺いながら食べるランチ、たまりません。ソムリエやサービスのスタッフの皆さんも付け合せの野菜や山菜ひとつひとつを説明してくださいます。

「素材や手間隙かけて作ることはもちろん、お客様に食事を楽しんでいただくために、店側が最善を尽くすことは当たり前。別に何もスゴイことはしてません。」というのがオーナーの加藤さんの考え方。スタッフの皆さんにこの考え方が浸透しているからこそ、お店に足を踏み入れると、素晴らしい時間を過ごすことができます。

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≪デザートのワゴンサービス≫

この日は6種のケーキと2種のアイス(ソルベ)から好きなだけ。そして、驚いたのが、コーヒー用の砂糖。なんと、徳島の岡田製糖所の和三盆。ここまでしますか、と。

そして、シメは特別なハーブティ。

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≪ハーブティ≫

このハーブの生産者さんとも固い絆で結ばれているようです。

おそらく今回はイカのお皿をサービスしていただいたようです。ありがとうございます。前菜、スープ、メイン、デザート盛り合わせ、コーヒー、ハーブティが付いて、ランチなら、3,150円。価値と価格を比べるとびっくりするくらいお安いです。メニューはこちらをご覧ください。絶対に行きたくなりますよ。

                        五代目見習い 彰浩