石垣島旅行の二日目の夜も父子3組を含む総勢9人で。この日は八重山の郷土料理を古民家で食べさせてくれる、舟蔵の里を予約しました。

舟蔵の里



















舟蔵の里2



















舟蔵の里3



















≪外観≫

琉球独特の赤瓦の古民家は築100ほどだそうな。それを改築してあるから、ええ雰囲気がただよっています。

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≪揚げだしジーマミ豆腐≫

ジーマミとは地豆とも表す、ピーナッツのこと。つまり、ピーナッツ豆腐。にがりの代わりに馬鈴薯やタピオカデンプン、くず粉等で固めます。そのため、食感は豆腐というよりババロアなどのデザートに近いのです。

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≪海ぶどう≫

舟蔵の里6


























≪シャコ貝やタカセ貝の刺身≫

舟蔵の里7



















≪シャコ貝の肝≫

舟蔵の里8



















≪ナーベラ味噌イリチー≫

ナーベラーとはヘチマのこと。沖縄では日常的にヘチマを食べます。皮を剥いたヘチマはつるんとしたノド越しのいい食感。私の大好きな料理で、沖縄に行くとほぼ必ず食べます。季節によっては食べられないこともありますが。

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≪くーぶイリチー≫

くーぶとは昆布のこと。豚肉と一緒に炒めることで、だし汁などを入れなくても、豚肉の旨味(イノシン酸)と昆布の旨味(グルタミン酸)の相乗効果で旨味が数倍にアップ! これも白いご飯と一緒に食べたら美味い。もちろん、直火請福(泡盛)のアテとしても。

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≪石垣牛のモツ鍋≫

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≪紅芋酢と≫

もちろん、泡盛にも紅芋酢。紅芋に含まれるアントシアニンには肝機能を高める働きがあるとの報告がありますし、実際に試された方は翌日にびっくりされます。全然、お酒の残り方がいつもより少ない、と。

食事をいただいていると、三線を持ったおじぃが琉球民謡を唄ってくれます。「安里屋ゆんた」や「花」、「十九の春」など、リクエストに応えてもくれます。幼い子供達もおじぃの歌に魅了され、お利口さんにしてくれていました。

気心の知れた仲間とほろ酔い気分で過ごす時間は、日常のストレスから開放してくれます。って、ほとんどストレスを感じることもないのですが。鈍感力って大事?

石垣島で雰囲気を愉しむにはお薦めのお店です。席数の割りにサービススタッフの人数が少ないのが難点ですが、三線の音色のお陰で穏やかな気分で待つことができました。ちなみにランチ営業やカフェ、土産物屋も併設されています。

                        五代目見習い 彰浩