今年も たくさんの方々が棚田に足を運ばれ、稲刈りをして頂きました。お陰さまで今年の収穫も無事終了致しました!
参加してくださった皆さん本当に有難うございました。
ホンマに今年は豊作と言える年になったと思います。雑草、病害虫に負けない為の苗作りに こだわり、田植えも 植え付け本数は2本、そして条間、株間とも広めに取るように心掛けました。
その甲斐あって、稲は伸び伸びと育って行きました。
今年は長梅雨で、決して気象条件は良かったとは言えず、集落にある ほとんどの田んぼは初期生育、出穂の遅れが目立ちました・・・が、しかし私達の田んぼは そんな影響など感じられなかったのです。
それと、以前このブログにもアップさせて頂きましたが、今年は暖冬だった事もあり契約農家さん達の田んぼなど害虫が猛威を振るいました・・・が、しかし!私達の稲は成苗植え、初期生育から著しく伸び、食害にも負けていませんでした。
抑草資材である再生紙マルチが分解する頃には、土壌表面は稲の生長で日光が遮断され、発芽した雑草も勢いがなく全く気にならず。
こうなれば、昔から言われる『苗半作』って言う言葉に改めて納得させられます。
いろんな障害を乗り越え、しっかりと登熟を行い 実のある立派な籾に。
刈り取り前には、ホント重たそうに頭を垂れていましたが 稲の倒伏が全くなく、太い しっかりした茎ということを実感! だからコンバインによる刈り取りもスムーズに行えたのでした。
約半年間の成果が「シャカッ シャカッ」という音に集約されております・・・籾が袋にたまっていくのを見ると、やっぱり顔がほころびますね。
《稲木干しの脱穀》
この稲木に何人の方達が稲を掛けられた事でしょう!
10日あまり天日干しされた稲は、ゆっくり程よく乾燥され、いよいよ脱穀へ。
ハーベスターという動力脱穀機で作業は行われます。
稲木から降ろす者、脱穀する者、籾の取れた藁を束ねる者と 3人いれば効率良く仕事は進みます。
脱穀2日目は人手がなく 息子が手伝ってくれたのですが、これも想定内の事。
2、3日前から機嫌取りをしたり、「男っていう字はなっ!田んぼに力を注ぐっていう意味なんや!」などと言いくるめたりして。
今井が手際良く脱穀機を使いこなして行きます。
今年干された稲は稲木に7間中ほど・・・米にすると10俵程度。
手植え、手刈り、稲木干しと手間暇かけ、皆さんと苦労して作り上げた籾が袋の中にどんどん入っていきます・・・これを見てると いろんな想いで少し胸が熱くなります。
《籾摺り》
翌日には籾摺りを行い ついに玄米に。
《今年の新米》
お待たせ致しました!今年の新米(玄米)でございます。
このお米の中には、栽培中に私達の愛情という名の肥料が注ぎ込まれて・・・「もういいから食わせろ!!」って言う声が聞こえて来そうなので このへんで。
ご注文頂いた皆様、本当に有難うございます。袋詰め出来次第 発送させていただきます。
米作り担当 伊藤
コメント
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あの美しい棚田の新米、届くのをワクワクして待っています♪
それにしても、新米になるまでの長い、手間のかかる、愛情たっぷりの過程・・・お疲れ様です。
コメント、ありがとうございます。
昨日、精米しましたので、近日中にお届けいたします。
ぜひ新米を楽しんでください。
ありがとうございました。
今年は、丹後では米の作柄があまりよくないと聞きます。
そんな中、いいお米が収穫できてよかったですね。
苗作りから栽培方法、腕のいい担当者が稲の本来の力を十分発揮させてあげた結果ですね。
お蔭様で豊作でした。
みんなが一生懸命がんばってくれたお蔭だと喜んでいます。