丹後では毎年11月6日に蟹漁が解禁になります。それを待ってたかのように、どっと観光客が押し寄せるのです。とはいえ、ほんまの地物の生の蟹を食べている人は少ないわけで。

丹後の生の蟹(オス)は一杯1万円以上しますので、なかなか普段は食べることができません。ただ、地元の人間だからこそのお値打ちの蟹があります。それがメスの蟹。

いつも利用している宮津の居酒屋、禅ではメスの茹で蟹がこのように出てきます。

こっぺ蟹



















こっぺ蟹2



















≪茹でこっぺ蟹≫

これがなんと600円。もちろん、オスに比べてふた周りくらい小さいですが、一人でこれ全部食べていいんです。

身をカニフォークでかき出すと、

こっぺ蟹3



















≪カニタワー≫

内子(うちこ:蟹味噌)と身を一緒に食べるこの幸せ。身の甘さと味噌のコクを一緒に口に運ぶ贅沢。

 こっぺ蟹 なにはなくとも こっぺ蟹

と詠んでみたりして。

皆さんもぜひ宮津へお運びください。冬の時期は海水浴が出来ない分を補って余りあるほど、海の幸を満喫していただけます。

 酒菜 禅 0772-22-7778
 定休日:木曜

 ※尚、海の状態によっては漁に出られず食べられない場合もあります。お店も満席になることも。事前に電話で確認されることをおススメします。

                       五代目見習い 彰浩