2007年11月26日

産地訪問 ゆずの村木屋平

ようやく冷え込み始めて、京都の(外れですが)紅葉も色づいてまいりました。この季節は我が家でもフル回転の富士ゆずぽん酢、その一番の特徴は、ゆずとかぼす合わせて3割を超える果汁分。私が聞いたところでは、一般的なゆずぽん酢では数パーセントから多くても10パーセント程度の使用だそう。ゆずは高価なのでレモン果汁を代用することもあるようです。
飯尾醸造での一年間分となると、ビックリするくらいの量を使っていて、そのほぼ全量を契約栽培していただいているのが、徳島県にある木屋平(こやだいら)の宮本房義さん夫妻。何回も「一度ゆずを見においで。」と誘われていて、今回、ゆずぽん酢の第二の故郷を訪れることができました。


宮本夫妻

















木屋平は四国山地のだいぶと奥深いところ。
宮本家の標高は500m近くあり、縁側からは目の前に2000mの剣山。スケール感ある景観の中での生活なんてとても贅沢!と、訪問者は気軽に憧れてしまうのですが、そんな簡単なものではないのは、上世屋然りなんでしょうね。


ゆず林

















庭先から続くゆず畑。
日が当るように数m間隔で石組で段差があり、急斜面にこれを作ったのは当然のことながら、行き来するだけでも結構な重労働だったりします。



有機の証

















ちょっと分かりづらいのですが、有機栽培している畑には看板を立てています。
もちろん宮本さんのゆず畑にも。



柚木


















ゆず林2


















道縁からは緑の中に黄色が目立ち、今年は豊作かなと安心しかけたのですが、実は林の中の実は成りが余り良くないようです。通常ゆずは表作・裏作と言って隔年ごとに収量が増減するのですが、ここ3年ほど不作続きなのは、今までにないような気象も原因の一つです。一方、ゆずの需要は年々高まっていて、高値に目をつけた業者のブローカー行為が目立ってきているそうです。そんな中でも、20年来のお付き合いの宮本さんには、毎年必要な量を納めていただき、とても助かっています。



ゆず塊


















搾りたて

















収穫されたゆずは、その日のうちに搾って冷蔵され、冷凍保存してから出荷されていきます。ちなみにこの作業室は、ゆずの香り一杯に充満していて、結構心地よいのでした。柄にもなくアロマテラピーの本を繰ってみましたら、ゆずの香りは他に類がなく注目を浴びているそう。皮はペーストに、種はオイルにとほとんど捨てるところがないとは、初めて知りました。



苗3


















冬から春に掛けて、枝打ちや枝の矯正などの地道な手作業が続くわけですが、より実が成るように周辺の針葉樹を刈って日当たりを良くしたり、新たな苗を植えたりと未来志向の取り組みされていました。というのも、今は鶏舎の仕事が忙しい息子さんが、来年からはゆず畑の仕事に加わってくれるから。心強い味方が増える宮本さん、これからもよろしくお願いします。今回はありがとうございました。

                      プランナー 秋山



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