先日、練馬のエン座さんでお土産にいただいたうどんを持って、こんぴらうどんに行きました。ソトコトの掲載記事なども渡したところ、いい刺激というか、喜んでいただきまして、「紅芋酢を使ったうどん、試作してみたから食べに来て」とお誘いをいただいたわけで。

紅芋酢うどん



















≪鳥盛り 紅芋酢うどんヴァージョン≫

食感の違いがわかるように、通常のうどんと二種類の盛り。まず、紅芋酢うどんは酸味が効いています。なんと、水を一滴も使わずに紅芋酢だけを小麦粉に練りこんであるとのこと。はっきりいって、原価が高すぎて売り物には絶対になりません。ただ、この酸味は夏場によさそう。

紅芋酢うどん2



















≪食感は≫

アップで見てみると、紅芋酢うどんの表面は少しザラザラというか、凹凸があって滑らかさに欠けてるのが見て取れます。もちろん、試作品であり、通常使う塩水の代わりに紅芋酢を使っているため、生地がまとまりにくかったようです。

さて、食感はというと、外と内の食感のギャップがすごい。外側がふんわり、中がキュッと締まっています。これはこれで面白い。白と紅のうどん、別々に食べると食感の違いがよくわかります。

紅芋酢うどん3


































≪しょうゆ 紅芋酢うどんヴァージョン≫

続いて出していただいたのが、夏場に大活躍する、しょうゆ。これは大根下ろしとネギ、出汁醤油をぐっちゃぐちゃに混ぜて食べるので、二つの麺の食感が口の中で交錯するというか、踊る踊る!

オヤジさん曰く、「面白いでしょ? 美味いんと違って、面白い。こういうイレギュラーなのをたまに作って、また基本に戻ると新しいものが見えてくる」と。

いやぁ、ええもん、食べさせていただきました。確かに美味いのは普通のうどん。でも、この紅芋酢うどんからなにか新しいものが生まれるのかもしれません。楽しみです。ありがとうございました。

                       五代目見習い 彰浩