上世屋



















久しぶりに上世屋に上がって来ました。色付いた山に、日の光が差し込んでキレイではありませんか。11月中旬に平地で薄っすら雪が降りましたが、ここは上世屋、場所によっては40cmほど積もったとか。

電柵撤去1



















この日は、棚田にまだ設置してあった電気柵の撤去作業。猪は雑食ですから、作物の収穫後でも田畑を掘り起こし、ミミズなどを餌とするため厄介なのです。特に棚田の場合、畦をボロボロにされたら その後の雨などで崩れ落ちる可能性が高くなります・・・だから雪が降る直前まで設置しておくのが理想。かと言って何年か前のように、突然の大雪で支柱が へし折られたという苦い思い出もあるため、今年はこのへんで。

雪囲い1



















電気柵の撤去が終われば、毎年恒例のぶーたんの雪囲いをして冬支度です。

雪囲い4



















《昨年の雪囲い》

昨年までは、このように手っ取り早くコンパネを張り付けて怪しい建物と化していました。それにこれでは日中でも光が閉ざされるため、中は真っ暗・・・事務局の磯田さんも さぞや淋しかった事でしょう。

雪囲い2
























《今年の雪囲い》

その暗くて淋しい思いを払拭させるべく今年はビニールトタンに。
縛り付けるための木枠は、山から伐ってきた杉の木と竹を利用。縄を使って稲木を組む要領で固定をし、ビニールトタンを被せていきます。

雪囲い3



















竹を押さえ付け、ヒモで男結びを・・・しかし、作業した蔵の男5人どもは誰一人、男結びが出来ないのでした。悪戦苦闘している野郎どもを横目に、磯田さんがガンガン結んで行くではありませんか!なんとも頼もしく男前?の姿に感服しながら雪囲いは完成!

雪囲い5



















やっぱり雪囲いはこうじゃないと。これからの気温を考えると、窓からの隙間風もかなり防げるのではないでしょうか。いや〜立派、立派!

次に上がるのは年末の忘年会、もうその頃には一面 雪化粧かも知れません。

                   米作り担当 伊藤