今日は恵比寿三越の方がお一人で蔵見学に来てくださいました。京都市内の親戚のところに寄るついでに、とのことでしたが、「ついで」に来れるような場所ではないわけで。今回のご縁は、9月の恵比寿ガーデンプレイス14周年イベント、そして12月の恵比寿三越おせちと酢の勉強会。その際、売場づくりから商品の手配など、いろいろお世話になりました。そして今回、蔵まで来ていただいたのでした。宮津駅でお会いした後はこんぴらうどんでランチ。酒蔵、酢蔵、天橋立を見ていただいて、なんとなく富士酢の背景を知っていただけたと思います。

世の中で流通している富士酢のほとんどは問屋さんや小売店さん経由でお客さんのところに届きます。飯尾醸造の通信販売を利用してくださっている方はほんの一部なわけで、「富士酢は京都で造っている」ということを知らない方の方が多いのでは、というほど。まぁ、富士って名前をつけている宿命でもあるのですが。

なにが言いたいかというと、飯尾醸造のお客さんはもちろん、富士酢を販売してくださっている方々に富士酢のことをもっと知っていただくことがすごく大事ってこと。
これまでから、デパートやスーパー、問屋さんなど、たくさんの方が蔵にきてくださっています。田植えや稲刈りを手伝ってくださる方。米が余っていると知って米屋さんを紹介してくださる方。売場でお客さんに富士酢について熱く語ってくださる方。いろんな方が支えてくださっています。だから、今年はこれまで以上に「富士酢を知っていただく」ための動きをしようと考えています。

富士酢のことを大切に扱ってくださるお取引先様、そしてそのお客様にホンモノの食材のできる背景を伝える一年にしたいと思います。

                    五代目見習い 彰浩