昨晩、一週間振りに名古屋から宮津へ戻ってきました。会期中、何度も来てくださる方もあり、いろんな話もできました。ありがとうございました。

さて、今日、蔵に戻ってくると、富士玄米黒酢の発酵が終わり、搾りの作業が始まっていました。今日は、酒袋に酢を入れた後の重石を載せる作業をコマ送りのような写真でお伝えします。

冨士玄米黒酢の搾り
































冨士玄米黒酢の搾り2

















≪搾り槽(ふね)に酒袋を重ねたところ≫

ひと袋に10リットル近くの酢を入れ、槽(ふね)に重ねていきます。そして、いよいよ重石を載せる作業が始まります。
冨士玄米黒酢の搾り3
































富士玄米黒酢の搾り4
































≪重石を垂直に立てる≫

これ、3m以上あるため、すごい重さなのです。

富士玄米黒酢の搾り5

















富士玄米黒酢の搾り6

















富士玄米黒酢の搾り7

















富士玄米黒酢の搾り8

















≪土台になる重石を載せる≫

ひとつめの重石は槽(ふね)とほぼ同じ大きさ。均等に重量をかけるため、一番下に載せます。さて、この板、何キロあるんやろ?

富士玄米黒酢の搾り9

















富士玄米黒酢の搾り10

















富士玄米黒酢の搾り11






























≪角材をかませる≫

この角材をかませることで、次以降の重石が安定します。

富士玄米黒酢の搾り12

















富士玄米黒酢の搾り13

















富士玄米黒酢の搾り14

















富士玄米黒酢の搾り15

















富士玄米黒酢の搾り16

















富士玄米黒酢の搾り17

















富士玄米黒酢の搾り18

















富士玄米黒酢の搾り19






























≪終了≫

重石を載せる作業、完了。これで初日の作業が終わりました。このまま一晩、じっくりと搾っていきます。

ちなみに、こんな風に酢が出てきています。

富士玄米黒酢の搾り20































≪出来上がり≫

重石を載せた直後なので、かなり勢いよく酢が出てきます。さて、明日は4人で圧をかけて搾ります。

飯尾醸造の酢はこのように昔ながらの道具を使って搾ります。なぜなら、強い圧をかけると苦味やえぐ味などの嫌な味がでてくるから。ただ、そういう機械を使う方がいっぱい搾れるんやけどね。

                     五代目見習い 彰浩