昨日は棚田に行ってきました。契約農家の溝口さんの棚田にある桜は素晴らしかった。若狭湾をバックに、棚田の中に1本だけあるソメイヨシノ。都会と違って、ビニールシートの下で宴会しているわけではなく、静かに、誰にも邪魔されることなく咲いていました。昨日のお客さんは運がいい人ですね、絶対。

あんなのはよっぽどのタイミングじゃないと見られないわけですから。実際、前日は結構な雨が降ったため、靄(もや)で霞んで若狭湾は見られなかったはず。

さて、この一本桜より少し下にある上世屋地区の景観をまた評価していただきました。

090416京都新聞掲載

























≪京都新聞掲載記事≫

…上世屋は集落全体の約670ヘクタールが登録され、珍しいササぶき屋根の民家や棚田など、地元の魅力を地域内外の住民で再生、活性化させている取り組みが評価された…

この登録によって、京都府は今後、景観を生かしたまちづくりに専門家を派遣したり、観光パンフレットに優先的に掲載するなどして県巻保全活動を支援してくれるそうな。

ほんのちょっとずつではありますが、この場所の希少性、保存すべき意味が浸透していることを実感します。今年も伊藤や今井を中心に、またたくさんのお客様や取引先の皆様の支援の下、米作りをすることで棚田を守っていきます。

ありがたいことに、田植え体験会はすでに20名以上の申し込みがありました。東京の医療法人の皆さん、京都大学の学生さん、名古屋高島屋の皆さん、ブラウンライスの皆さん、フードマエストロの皆さん…。ありがたやありがたや。

                      五代目見習い 彰浩