《冬期湛水田》
先月16日の体験会から始まった田植えもこの冬期湛水田で終了。
昨年までより植えつける間隔(株間)を広く取ったため苗が大量に余ってしまいました。
もったいね〜な〜、処分するには供養してやらないとバチ当たるな!・・・なんて考えてたら契約農家の溝口さんが引き取ってくれることに。「うちの苗より、えー苗やで使わせて!」との事。助かりました・・・これで苗達に追い駆けられる夢を見ずに済みそう。
《米糠ペレット散布》
GWに作ったペレットを散布します。この田んぼにはこの抑草用の米糠ペレットのほかに、昨秋に土づくりとして ばら撒いた酒粕や酢の澱などがふんだんに! まさに有機物処理場・・・いやっ、循環型水田。
この日はNHK京都の撮影が蔵と棚田であったため、散布中の様子を撮っていただきました。
《鳥獣侵入による被害》
皆さんに植えていただきました田んぼも再生紙マルチが定着して入水しました。紙マルチ農法は土壌表面に紙マルチが定着するまで入水はNG。
その間は鳥獣の侵入が多発し、所々 マルチが破られてる箇所が目につきます(第1の試練)
田植え後4、5日で定着し補修をして入水。水を張れば鳥獣も警戒して被害が減少します。
《害虫被害》
田植えを待ってました!と言わんばかりに害虫が侵入。かわいそうなぐらい葉が食害されてます。この時期は1つの稲に5、6匹も・・・田んぼ全体では何万匹?(第2の試練)
食用油(油膜で窒息)やニーム(忌避効果)は数年前から取り入れておりますが、やはり害虫個々の生態を把握し被害を最小限に抑えたいものです。
例えばイネミズゾウムシの場合、稲の葉と根を縦横無尽に行き来することを考えれば・・・田んぼの水を落とし稲の生育に支障がない程度に土壌を硬くしてやれば動きが鈍り被害も軽減出来るのでは?とか。
しかし、何より大事なのは食害にも耐えうる苗作りです。健苗と言われる苗は田植え後 根の伸長に勢いがありますから少々の食害には負けません。
今は かなり葉の食害が目立ちますが、根はしっかりと活着しておりますから慌てずに見守ります。
米作り担当 伊藤
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美味しいお米になってくれるといいなぁ〜
鳥や害虫・・・
荒らさないでぇ〜!!