梅雨らしく蒸し暑い日が続きます。ここ最近は田草取りに没頭する毎日で稲の間を這いずり回っております。

現時点での稲の生育は、5月上旬植えよりも下旬に植えた稲の方が適度に分けつが進み良い生育のようです。要因・・・上旬植えは例年に比べて苗が小さかった。それと田植え後の気温が低く初期生育の停滞が考えられます。

そのため再生紙マルチが分解された今、一番早く植えた世屋姫神社の田んぼは雑草が繁茂してきております・・・

除草機1




















さすが雑草魂!容赦なしにドンドン生えてきます。原始的な手取り除草では時間も労力もかかり、まさにイタチごっこ。
たくましくなってきた雑草には動力除草機を使います。しかし除草機なんてものは田植機の植え付け幅に合わせて作ってありますから、幅にバラつきがでる手植えには進入不可能な箇所も・・・また株間はどうしても雑草が残りますの手で取り除きます。

除草機2



















除草機3




















ここ上世屋ではご存じの通り いびつな田んぼばかり。大きな機械は使用が難しく、除草機も2条用が一番使い勝手がよいのです。

頭に被ってるのは防虫ネット。この時期はアブやブトが飛び回っており全裸で作業してたら大変なことになります! しかしこれだけ武装してても何処からか入ってきて刺されたりします・・・イヤだ、イヤだ!

職場体験1
























そんな中、先日 地元中学生の職場体験が2日間あり生徒さん2名を受け入れさせていただきました。初日は蔵にて瓶詰作業を体験し2日目は棚田へ。

まず上世屋の銚子の滝へ案内。暑い日差しが照り付ける中、この癒しの場は最高だったようで かなりハイテンションに・・・これも作戦。

職場体験2




















≪仕事前の紅芋酢ドリンク試飲≫

戦闘前に一杯! テンション高かった2人ですが、この辺から雲行きが怪しくなってきたって顔に。

職場体験3




















職場体験4



















無農薬栽培で一番大変なのが雑草の問題でな!・・・って始まり、作業開始。
「さっきの元気は何処行ったんや!空ばっかり見てても草は取れへんぞ!」鬼の伊藤とは私のこと。
しばらく腰をかがめた体勢が続きます。

その後 松尾に案内して飽きない程度で米作りの話をして下山しました。自分にも同じ歳ぐらいの子供がいますから見ててもやっぱりカワイイです。
帰りには、初日に試飲したお好みの酢をお土産に。よかったね。

除草機4

























しばらくこの除草作業が続きそうです。

今年もまた雑草の問題に直面しております。

上農は草を見ずして草を取る。中農は草を見て草を取る。下農は草を見て草を取らず。なんて、無農薬栽培には酷な言い習わしがありますが、ま〜、私は まだまだ中農から下農ってとこでしょうか・・・。


             米作り担当 伊藤