宮津といえば海の街。ってことは美味い魚が山ほどあるわけです。でも…

「どこで食べたらええの? できれば気楽に食べたいなぁ。特に夏はキンキンに冷えたビールと一緒がええなぁ」

という方へ。この夏のおススメがこちら、カネマス。

カネマス


≪カネマス外観≫

宮津から天橋立に向かう国道沿い、マクドナルドの向かいにあります。

カネマス2


カネマス3


カネマス4


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≪店内≫

宮津の魚がようさんあります。季節によって、いろんな種類のを楽しめます。この店のすごいところは地元の食材をどの店よりも大事にすること。

魚に限らず、酢を含めた調味料も野菜も酒も。

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≪自分で焼く≫

七輪で焼く。ビール片手に焼く。

この日はカマスと地元の原木しいたけ。このしいたけが美味い。菌床栽培とは旨みが全然違うように思えるのは気のせいではないはず。分析したらグアニル酸の含量は絶対に原木の方が多いはず。

ちなみにしいたけを焼くときは必ず片面だけ。白いひだの部分に旨みたっぷりのジュースが溜まります。ここに自然塩か醤油をちょっと垂らして口に放り込む。

そして、間髪入れずにビールを流し込むべし。このしいたけ、その辺のものとは全然違うことだけお伝えしておきます。

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≪サヨリ≫

これも焦げ目がつかないように焼きます。

魚身鳥皮(うおみとりかわ)という言葉のとおり、魚は身から、鶏肉は皮目から焼きます。火が通るギリギリでさっと火からおろすのがうまく焼くコツかも。こうするとジューシー。

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≪ごはんセット≫

最後はこれ。大ぶりのアサリからしっかりダシが出ています。しいたけのグアニル酸に対してこちらはコハク酸の旨み。宮津に住む人もここの魚の美味しさには唸ります。というのも、普段、一夜干しを食べる機会が少ないからかも。

ひと塩してから脱水することで魚の旨みがぎゅっと凝縮されます。しかも、灰干しという特殊な一夜干しに至っては、日光にさらさずに脱水するから脂が酸化しない。だから、すごく澄んだ味がします。文句なしに美味いっ!

ただ、この店、営業日数が極端に少ないんです。金曜日の夜、土曜日の昼、夜、日曜日の昼しか空いていません。しかも12、13人くらいで店はいっぱい。予約した方がいいと思います。特にこれからの夏休みシーズンは。詳しくはこちら

くれぐれもビール飲み過ぎで七輪の上で魚や野菜を焦がさないように。ちなみに、お土産として持って帰ることもできます。宅急便で送ってもらうことも。

新鮮な生の魚は美味い。でも、新鮮な生の魚に仕事をしたとき、魚はもっと美味くなります。また宮津に一軒、ええ店ができました。

                     五代目見習い 彰浩