今日も3組、10名以上の方が蔵見学に来てくださいました。

今朝はちょうど酢の搾り作業も見ていただけたので、こちらとしてはうれしい限り。なかなか月に何度もある作業ではないので。

さて、明日から富士酢の酢酸発酵が始まります。今日は発酵タンクに種酢、もろみ、仕込み水を入れて、ムシロ掛け。

ムシロ掛け3


≪ムシロをかけた発酵タンク≫

これらの仕事はすべて、酢の発酵責任者である相見の指示のもと、行います。その相見、入社20余年のベテランならではの経験と技術でムシロをかけていきます。

ってところの写真を撮りたかったのですが、すでに終わっていました。まぁ、後日改めてその様子を収めることにして、ちょっとだけご覧ください。

ムシロ掛け


ムシロ掛け2


ムシロ掛け4


≪フタの上から≫

近年はムシロを編むためのワラが不足しています。なぜなら、稲刈りのほとんどは乗用のコンバイン。刈った稲はすぐにモミとワラに分け、モミは穀物用の袋へ、ワラは細かく裁断して田んぼに捨てていくのがその理由。

私たちは手で稲を刈るため、貴重なワラを手に入れることもできます。その農薬不使用のワラが東京でワラづと納豆になる年もあります。

米から酢を造るための材料としてワラを使う、っていうのがなんかいいですよね。循環してる感があって。

                    五代目見習い 彰浩