今日のランチは蕎麦でした。といっても、スーパーで買ってきた乾麺ではありません。もっともっと、もっと想いのこもった大事な蕎麦。

というのもこちらこちらこちらで報告していた、自分たちで栽培した無農薬の蕎麦。「越前そば」という品種です。

伊藤や今井を中心に、京大の学生さん達、東京の小松さんにも手伝ってもらった大切な蕎麦を、四代目と今井が心を込めて打ってくれました。

手前蕎麦の会


手前蕎麦の会2


≪打ち立ての蕎麦≫

まつぶたは2代目の飯尾長之助の名前が入っています。

ちなみに、まつぶたとは、木製の浅い木箱。何段か重ねて使う。一番上にはふたがある。

だそうです。

手前蕎麦の会3


≪茹でる≫

茹でるのも今井。太さによって、1分半〜2分ほどを見極めて。そして、できあがったのが、こちら。

手前蕎麦の会4


手前蕎麦の会5


≪もり蕎麦≫

挽き立て、打ち立て、茹で立ての三立ての蕎麦。九一の割合です。これまで、四代目が作った蕎麦の中で一番美味しかったです。

四代目曰く、「今井君は僕よりも蕎麦打つのがよっぽど上手いわ」と。均一に蕎麦を延ばすのは難しいそうですが、今井の技術は素晴らしいようです。

あいにく、みんなは仕事中でしたので、午前中いっぱいの二人の雄姿を見ることはできませんでした。

ちなみに、手前蕎麦っぷりは蕎麦だけではありません。返しや出汁はこんぴらうどんの親父さんに教えてもらい、四代目が作ったもの。ほんの少量、隠し味に純米富士酢が入っています。

また、蕎麦猪口、少し欠けているところに金継ぎがしてありますが、これは、お酢や母の作。

手前蕎麦の会6


手前蕎麦の会7


≪みんなで食す≫

12時の昼休みになると、順番に離れに集まり、ありがたくいただきました。

 蔵のみんなで無農薬栽培、天日干しした蕎麦。

 伊藤と今井が挽いた蕎麦。

 四代目と今井が打ち、茹でた蕎麦。

それをみんなでいただく喜び。ホンマに最高です。ご馳走様でした。美味しかった。

                  五代目見習い 彰浩