昨晩、秋山と2人で東京に入りました。ある生協さんで、バイヤーと企画担当の方向けに、酢を使った料理と富士酢製品を再度、紹介するために。

なかなか、こういう機会はいただけないので、宮津から気合いを入れて準備してきました。

酢料理提案


酢料理提案2


≪会場の様子≫

14時から5名の方に召し上がっていただくために、11時過ぎには会場に入り、準備準備。何が一番大変だったかというと、器選び。それぞれの料理に合った器を選ぶと共に、前後の料理とのバランスも考えて…。とはいえ、そんなエラそうに言えるほど、私にセンスは備わっていませんが。

さて、まずは、飯尾醸造や富士酢について、酢造りへの考えなどを再度、お伝えしました。そして、いよいよ試食です。せっかくなので、コース仕立てにしてみました。


酢料理提案3


≪キャベツとワカメの酢のもの≫

宮津から生のワカメを持参しました。キャベツの千切りとキュウリの輪切りには塩をして、ギュッと水分を絞っておきます。あとは、生のワカメと合わせて、富士すのもの酢を和えるだけ。

簡単ながら、鰹節と昆布の出汁のお陰で、料亭のようなすのものに仕上がります。ゴマ油を足すと中華風になりますので、それもまた楽しい。

ちなみに、この日のメニューは下記の通り。

酢料理提案5


≪メニュー≫

作ったらすぐに召し上がっていただいたので、それぞれの写真はありませんので、簡単に説明を。

スズキのカルパッチョは、宮津でとれたスズキを薄くひいて、軽く塩をしておきます。食べる直前に黒胡椒をします。あとは、富士ゆずぽん酢とヴァージンオイルをかけるだけ。ベビーリーフを添えて。

鯵のタタキ 瞬間酢〆。鯵は前日、蔵の前の海で港にたった10匹しか上がらなかったそうですが、その10匹全て分けていただいて作りました。三枚におろしたものを持参し、皮を剥いで、細かい骨を取った後、細かく切っていきます。薬味には、大量のネギ、生姜をみじん切りに、それに大葉。

そして、お皿に盛った後、富士酢プレミアムを大胆に回しかけていきます。酢〆といっても、塩もしなければ、酢洗いも必要なし。ただ、酢をかけるだけ。

そして、5分ほど置いた後、醤油を回しかけ、召し上がっていただきました。時間と共に鯵の身に酢が浸透していくため、味がどんどん変化していくのです。刺身が酢〆へ。つまり、ひと皿で二度楽しめる料理。

冷たい料理が続いた後は、冬の定番、豚にら大根。これは、純米富士酢を遣います。作り方はこちらをご覧ください。前日の夜、秋山が横浜の自宅で作り、持ってきたものをあたため、ニラを足してゴマ油をかけてできあがり。

おばんざい寿司は、ひじきの煮物。これは、お酢や母が作ったものを持ってきました。この料理にはあえて富士すし酢を使わずに、、富士酢プレミアムを使いました。炊きたてのご飯に富士酢プレミアムを回しかけるだけ。塩も砂糖も、一切加えません。そこにひじきの煮物を合わせて、簡単ちらし寿司風に。

そして、17日からの横浜高島屋 味百選に持っていく予定の富士ピクル酢を使ったピクルス。

酢料理提案4


≪ピクルス≫

ツーンと酸っぱいだけではなく、旨みをしっかり感じていただける、サラダ感覚のピクルスです。これも好評でした。あとからは、ヴァージンオイルを足して召し上がっていただきました。

試食後に、「酢って、酸っぱくするだけじゃないんですね。はじめて知りました」という、ありがたい言葉をいただきました。今日はそれをお伝えしたかったんです。よかった、伝わったようで。

1時間半はあっという間に過ぎました。洗い物など、片づけをして、私は新幹線に乗り、今は京都からの電車の中でこれを書いています。週末もたくさんの方が蔵見学に来られます。がんばろっと。

                    五代目見習い 彰浩