酒蔵の傷んでいるところを直しています。外観から内装までいろいろと。

うちのようなお酢屋に限らず、醸造業は昔ながらの造り方をすればするほど、たくさんの土地や建物、設備が必要になります。そのため、今の造りを維持するためには、建物を計画的に少しずつ少しずつ補修していく必要があるのです。

そんなわけで、今は酒蔵を大きく直しています。現在までに補修が終わった蔵の中をご紹介します。

酒蔵の改装 Harvest panel


≪蔵の壁≫

土壁が落ちてきそうだったことから、板を貼ることにしました。その際、近所の建材屋、高岡建材さんから紹介いただいたのがこのパネル。まだ、全国でもほとんど使用されていないという新しい素材だとか。

酒蔵の改装 Harvest panel2


酒蔵の改装 Harvest panel3


≪ハーベストパネル≫

この板、醸造業にはドンピシャです。もちろん、住宅や店舗などにも使えますが、私自身、これほど飯尾醸造の考え方に合う材料はなかなかないと思いました。

その理由は3つ。

1.エコな素材である

 ふつうなら燃やされてしまう収穫後の麦わらが90%も使われている

2.人間にも環境にもやさしい

 麦わらの廃棄時に出る温室効果ガス(CO2など)の排出を削減するだけでなく、ホルムアルデヒドが基準値の1/10以下だとか

3.安価である

 ふつうのコンパネよりは高いけど、杉板などに比べると安いため、蔵など広いスペースで使いやすい


ちなみに、普通のコンパネ(べニア板)と比べられる画像がこちら。

酒蔵の改装 Harvest panel4


≪コンパネとハーベストパネル≫

上部がハーベストパネルです。下部のコンパネと全然違いますよね。拡大すると、このような素材感。

酒蔵の改装 Harvest panel5


≪拡大≫

麦わらがたくさん使われているのがよくわかります。90%って、こういうこと。これを貼ってもらった直後は少し草の香りがありましたが、すぐになくなりました。酒蔵でも安心して使えます。

このハーベストパネルはまだ全国でもあまり納入事例がないとのこと。特に、ある程度の規模で使った事例はウチくらい? 今後、飯尾醸造の施工例がいろんな場面で使われるようです。ご興味おありの方は、高岡建材さんにお問い合わせください。

                    五代目見習い 彰浩