8日に関空を発って、新婚旅行しています。フランクフルト経由で目的地に行くため、せっかくなので一泊しました。

そこで見つけたのがこれ。

BIONADE


≪BIONADE≫

ドイツでは「21世紀のコカコーラ」と呼ばれ地球に優しいオーガニック清涼 飲料として人気。数年前、アメリカのコカ・コーラがこの小さな清涼飲料会社を数百億円で買収しようとして失敗した、というニュースを見た記憶があります。

これ、麦芽を使ったノンアルコールの発酵飲料なのです。たぶん、ビールと同じように大麦を発芽させることで糖化酵素(アミラーゼ)活性を高めて、甘みを出しているはず。原材料はすべてオーガニックってところがすごい。

 原材料

 オーガニック麦芽、オーガニック砂糖、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、香料

すごいのはそれだけじゃありません。ふつうのビールと違うのが酵母。通常、酵母菌は糖をアルコールに変換しますが、このBIONADEに使われている酵母は、糖をグルコン酸に変換するそうです。これ、学会でも大きく取り上げられた大発見だったとか。

グルコン酸はやわらかい味わいを付与する有機酸。お酢を造る酢酸菌(Acetobacter属)の仲間にGluconobacter属っていう菌がいて、グルコン酸を生成することが知られています。

というわけで、私にとっては興味津々の清涼飲料に出会えたのでした。味はというと、一般的な清涼飲料に比べて。圧倒的にやわらかい甘み。これはブドウ糖液糖ではなく砂糖を使っていることはもちろん、使用量が少ないからだそうです。

お酢屋の旅のスタートとしては順調。もちろん、麦芽100%のドイツビールにフランクフルトもいただきました。


                五代目見習い 彰浩