昨日(2011年9月25日)の日本農業新聞1面にこんな記事が。

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≪紹介記事≫

植物だけがもつ栄養素、ファイトケミカル。

そのひとつである紅芋のポリフェノールの抗酸化力が1面で取り上げられています。クリックすると拡大します。

記事にもあるとおり、抗酸化力の測定については100種類以上もあるようですが、アメリカではORAC法が主流。もちろん、飯尾醸造ではDPPHラジカル消去活性だけでなく、ORAC法でも測定済み。

ブルーベリーよりも高い値が出たとも書かれています。これからますます紅芋酢の抗酸化力が注目されるはず。ってことは、これからは国産無農薬栽培の紅芋を手に入れることが難しくなると思います。でも、品切れをおこさないように原料の手配を早めにしていきます。今年の必要量はすでに確保してあるので、ご安心ください。

そして、同じ1面で大きく取り上げられていたのが、この記事。

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≪紹介記事≫

天然ゼオライトがセシウムを98%も吸着する。

これ、被災地で農業する人たちにとって、これ以上ない朗報です。たしかにゼオライトはいろんな成分を吸着する力をもっていますが、これほどまでとは。

ちなみに私自身、ゼオライトには思い入れがありまして。東京農大の大学院生時代、今の富士酢プレミアムのような酢造りを目指し、毎日、研究していました。その2年間のうち2ヶ月ほど、ゼオライトのサンプルを取り寄せて使っていたことがあります。結果的に、富士酢プレミアムはその6年後、まったく違うアプローチから開発したのですが。

あのゼオライトが日本の農業の救世主に。こういった研究が進んで、みんなが安心して食べられる日が早く来ることを願っています。

                五代目見習い 彰浩