無花果(イチジク)の独特の香りって贅沢。毎年この時期は酒蔵が無花果香につつまれます。

無花果の仕込み5


≪完熟の無花果≫

一般的に国内で製造・販売されている果実酢の多くは外国からドラム缶で運ばれてくる濃縮果汁が使われています。一方、飯尾醸造の果実酢原料は国産の完熟果実100%。だからこそ、ブログで紹介できるわけ。

お客さんにみせられるものを使って加工食品を造れるのは幸せです。

無花果の仕込み


無花果の仕込み2


≪入荷≫

蔵人2人が朝5時に蔵を出発し、愛知県から完熟無花果を調達してきました。保冷のため氷と一緒に。酒蔵に到着したのは午後3時。無事に長旅を終えて荷物を降ろし、彼らはここでお役ごめん。日帰り出張のささやかな楽しみは名古屋名物、味噌カツときしめんのランチだったとか。

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無花果の仕込み4


≪選別と計量≫

完熟した無花果の表面にはまれに白カビが繁殖していることも。ひと箱ずつチェックして重さを量ります。今年も約1,000kg。家庭ではまずお目にかかれない量です。

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≪粉砕場所へ運搬≫

蔵人の肉体的負担を最小限に抑えるために、今年はうまくフォークリフトを活用しました。

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無花果の仕込み8


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≪すべてペースト状に≫

完熟無花果をミキサーにかけて、すべてペーストに。このとき、蔵の中はなんともいえない幸せな香りに包まれます。贅沢至極とはこのこと。ええ原料を使って造るから味わえる役得。

ここに酵母を加えて無花果ワインを醸していきます。完熟した甘い無花果だからこそ、6%のアルコールをつくることができます。杜氏の藤本が毎日、Brixやボーメ、酸度、pH、品温などの数値をチェックし、経過を見守ります。予定では今週末にワインができあがります。楽しみ。といっても飲むわけではなく、すべてお酢になってしまうのですが。

      五代目 彰浩