いつもなら会社の田植えが一段落したあと、秋の稲刈り前まで本社に戻るのですが、昨年は戻らず新たな出来事の始まりでした。。。

もう着ることはないと思っていた真っ白なコックコートに袖を通し、acEtoのお手伝いをする事になったのです。

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調理師の免許をもっているとはいえ、自分の中では未知の世界のイタリア料理、不安で不安で、、、

そして、今でも忘れませんacEto初出勤の日のシェフとの会話を。

私「何をしたらいいですか?」

シェフ「ドルチェ(デザート)は出来るのか?」

私「出来ません。」

シェフ「パンは作った事あるのか?」

私「無いです。」

シェフ「じゃあ、教えてやるから作って!」

私「あっ、はい。。。」

この会話のやり取りから、acEtoの仕事が始まりました。 

が、当然の如く毎日がバタバタで覚える事も多く、昼夜逆転の勤務で毎日が大変だったのを覚えています。


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< 重シェフ  コッソリ撮りました >


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< 加畑さん  コッソリ撮りました >

    日が経つにつれ、仕事内容のハードルが高くなる毎日、自分なりにレシピをメモし勉強する毎日、頭の中がグチャグチャになっているのがよく分かりました。(実は仕事終了後、車の中で一時間程、放心状態の日々が続きました。)

そんな毎日でも楽しい厨房で、わからない事はしつこい程質問していましたが、嫌な顔をせず教えてくださる重シェフや加畑さんがとても格好良く見えてました。

一日、失敗せずに終わった日は本当にありません。。。注意される毎日でしたが、私も少しは料理に携わっていた仕事をしていたので腹は立たず、シェフが思っている事も理解できました。

でも、失敗失敗の繰り返しで大変迷惑だったと思います。。。

   そんな初めてのイタリア料理ですが、私は料理が好きなので、シェフから教えてもらう事や、調理法などを目で盗み自分自身の宝にしたいと思う日々でした。                
                                                   続く。。。



                           米作り・酒造り担当     今井