「女工哀史」という言葉を聞いたことがありますか。
「細井和喜蔵」という名前を聞いたことがありますか。

与謝野町が生んだ歴史に残る作家、「細井和喜蔵」は、
13歳から丹後ちりめんの機屋(はたや)で働き、
大阪の紡績工場を経て1920年に上京します。
1925年7月に刊行されたノンフィクション「女工哀史」が
ベストセラーとなるも、翌8月に病気で亡くなります。
享年28歳という若さでした。

「女工哀史」は自身が勤めた紡績工場での体験や、
女子労働者の過酷な労働環境について
赤裸々に記録された資料とも言われています。

その和喜蔵によるまぼろしの長編小説「奴隷」「工場」が、
90年ぶりに復刊されるとのことで記念イベントが行われます。

『細井和喜蔵の故郷と文学』
20190513183358-0001
20190513183330-0001


地元の中高生は、この「女工哀史」については
授業で必ずといっていいほど学んできました。
でも恥ずかしながら、私も読んだことがないので
この機会に読んでみようかなと思っているところです。

「奴隷」と「工場」もかなり厚みがあり、読み応えの
ありそうなボリュームで、読破できるか不安でもありますが

田植え体験会と同じ日ですが、こちらも興味のある方は
ぜひ参加してみてください。

初夏の ちりめん街道 をぶらぶらと散策するのも
気持ちいいかもしれませんね。


                               法人担当  加古川