以前から惹かれていた小豆島へ。
海運が盛んな地理的条件、晴天の多い気候、生きるために必須の塩づくり、自然の恵み豊かな小豆島は、江戸時代には幕府の直轄地だったとか。最盛期には400の醤油蔵が軒を連ね、現在でも約20の蔵があります。早朝宿の外に出れば、醤油の香ばしい香りが風に乗ってやってきます。近くに見える煙突からは既に煙が立ち上り、醤油造りが根付いた土地だと実感します。恐らく日本で最も‟大豆”を使う島だろうに、なんで ‟小豆(あずき)” 何だろ? という疑問が浮かんでくる。(大昔、あずきじまと呼ばれていたのは事実らしいですが、由来ははっきりしないらしい)

絶対に行きたかった場所がここ「ヤマロク醤油」さん
米から酒を醸し、さらに発酵を重ねて酢を造る唯一の蔵と飯尾醸造を紹介していただくことも多いのですが、ヤマロクさんは器たる木桶つくりが最初の工程。先祖からの味を未来に繋ぐためには欠かせない木桶、その製造技術の伝承が危機的状況にあることを知り、発注するだけではなく7年前からは、自ら大阪堺の製桶所に弟子入りしてしまいます。普通はここまでは誰もしない、その覚悟にはただただ頭が下がります。今はそんな蔵元の志に共感した全国の蔵(酒が中心)から仲間が集うようになったとか。
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蔵内部
もろみ複数
濃口醤油に2年間、それを基にする再仕込醤油=鶴醤は都合4年間を費やす看板商品蔵人さんによる説明
入社1年半にして、熟練の説明。「好き」だということがものすごく伝わりました。お取り計らいで社長さんともお会いし、非公開の新蔵も拝見させていただきました。菌糸1
一見、傷んでいるように見えますが腐ってはいません。微生物がたくさん住み着いています。土壁
菌のために土壁、土間を残しています。土壁の補修は元の土を再利用して、なるべく環境を変えないようにされています。現代の木桶
現代の桶は昔のものに比べ縦長なのは、トラック積載の関係もあるそう。

ものづくりを徹底的に追求する生産者はカッコイイ。
山本社長を始め、詳しくご説明いただきありがとうございました!

                               蔵人頭 秋山