昔どこの酒蔵でも活躍していた搾り槽、今ではほとんどの蔵では、自動圧搾機になりましたが、飯尾醸造酢蔵では、今も現役で活躍しています。まだまだ長く使いたいのでなかなか出来なかった柿渋塗り、先週京都府立大学より飯尾醸造を選んで7名の学生が来てくれました。うち、男子3名が柿渋塗をしてくれました。
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柿渋を塗ると、強い皮膜を作りだすため、防水、防腐効果がもたらされるといわれています。
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槽の内側にはめる竹、底板も丁寧に塗ってくれました。
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柿渋を塗って乾いたらまた塗ってを三回繰り返し、ピカピカの光沢が取り戻しました。
学生達も、伝統ある会社の現役の搾り槽に触れることが出来よかったと喜んでくれました。単純作業ではありましたが、終始笑顔で頑張ってくれました。学生のみなさんのありがとうございました。

               酢造り担当  相見