皆さんこんにちは。金木犀の香りと一緒に、本格的に秋がやってきたように感じます。読書の秋、食欲の秋、スポーツの秋、秋という季節は何をするにもいい季節ですね。秋になると食欲が倍増する酢造り担当の和田です。
前回のブログで紅芋酢の酸度測定を紹介したのですが、今回は、純米富士酢の測定を紹介します。

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上の写真にある、変わった形の瓶の中に水酸化ナトリウム溶液(アルカリ性)が入っています。

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お酢の検体に、フェノールフタレイン溶液(アルカリ性にだけ反応し、赤く変色します)をくわえます。中学校の理科の受験で皆さんも出会ったことがあると思います。懐かしい響き、、、



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水酸化ナトリウム溶液(アルカリ性)をポトポトお酢(酸性)に入れていくと、、、


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フェノールフタレイン溶液の効果で、琥珀色のお酢が淡いピンク色に変色します。中和滴定法といって、液体に酸がどれだけ含まれているか測るやり方です。
変色した所で、いくら水酸化ナトリウム溶液を入れたかを計算してお酢の酸度を計測しています。私が飯尾醸造に入社して、まず覚えなければならなかったのが、この酸度測定です。


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ちなみに、水酸化ナトリウム溶液を入れすぎると、真っ赤になってしまい正確な測定値が出ません。
多いときには、1日10種類以上の測定をします。

と、まぁ、今回は勉強の秋にちなんで、酸度測定のお話でした。



酢造り担当 和田


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