京都市内にある国産牛ステーキ丼専門店「佰食屋」さんに行ってきました。
この書き出しは適切ではないかも・・・ グルメレポートじゃありませんm(__)m
一日100食限定売り切れたら閉店、営業時間わずか3時間半。
ここまで書くとご存じの方も多いかと。
0本2
刺激的なタイトルのベストセラーに影響され、地域のなりわいつくりで支援を受けている方からもお薦めされ、これは自分の目で確かめに行かなくては、と。
店主の中村朱美さんは新しい働き方を実現したことで、日経のウーマン・オブ・ザ・イヤー2019に選出されています。
1外観
11時開店のずっと前9時半から整理券配布に並ぶ、電話予約は一切なし。この仕組で昨今話題になっている無断キャンセルゼロを達成。複数ある来店時間枠を打ち合わせたら、その場を離れられるので客側も時間ロスが無いのが魅力
2メニュー
メニューはたったの3つに絞り込み、よく見ると実質ステーキとハンバーグの2つかな?(ステーキ丼と定食は提供の形とソースの差)お客さんも迷わないし、スタッフの習熟にも時間がかからず、特化した料理の品質を追求できる仕組。3店内
書籍の記述にもあったように、店内広さに対して充分過ぎるほどのスタッフ数。あえて一人多くしているそう。みなさん手際よく仕事されていました。系列4店舗の中には70代の方も現役で働いておられるとか。4ステーキ丼
で、肝心のお料理はこちら。実はジャンキーだったらどうしようかと、ドキドキしていたのですが杞憂に終わりました。ご主人のキラーレシピを基にされたそうで、このお値段(1,000円!)からは考えられない味とボリューム。ハンバーグもソースが濃くなく他にない絶妙なバランスでした。

自分たちが働いてみたいと思えるような会社を作られたそうで、就職氷河期世代、高齢者、障碍者、まだ日本語が不自由な留学生など、一般就職では不利になる方を積極採用して、さらには個性に合わせて誰もが活躍できる配慮をされています。これをビジネスと成立させていることに最大限の尊敬を感じます。地方部も視野に入れて1日50食の形態もスタート。

各店食べに行ってこようかな。

                                      蔵人頭 秋山