短い梅雨でした… 入りから明けまで2週間。
7月を待たずに夏本番です。
しかし来週は、戻り梅雨とか台風接近のおそれとも聞きます…もう訳が分かりません。 
水不足を回避するには非常にありがたいけど、適度にお願いしたいものです。

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(棚田の様子》

先日、アチェートの山蔭店長がアイスクリーム1個で早朝から草刈りに参戦、お陰さまでスッキリと風通しが良くなりました。
田植えから1ヶ月余りが過ぎ、今のところ順調に大きくなっております。

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ただ、期待していた雨予報もかなりの確率で裏切られており水管理が大変。
晴れ男の自分自身にも責任を感じております。
しかし、ここはビビらずイチかバチかの中干し決行中…

来週こそは!雨・雨・雨と願ってます。

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雨乞い祈願!大願が成就した暁には、棚田でこんなことしていることでしょう。

温暖湿潤気候の日本ではありますが、この先、数年後には深刻な水不足になるのではとホントに不安になります。

先日、いつものネットサーフィン(死語)?ブラウジングをしてたら、農業と酢酸の関係という記事がありました。
酢酸の最も知られている効果には病気への防除です。
植物の葉面に希釈した酢酸を散布。
すると植物の葉表面のpHが低下し、病原菌が好まない環境へ。
減少や死滅すれば、植物を病害から守ることができます。
もちろん、飯尾醸造の苗作りにも熟成タンクから引っ張り出して使用しております。

また病原菌だけでなく、害虫を避ける効果もあるようで、畑作のセンチュウやアブラムシなどの害虫のみならず、犬や猫、ヘビなどの動物にも効果があるとされています… 残念ながら猪鹿の名前はなかったです(笑)
ただし、時に酸性に強い酵母やカビなどの微生物が植物に悪さを働くことがあり、使用する際は病害虫の特性を熟知し、それにあった殺菌方法が必要のようです。

また、酢酸を利用することで遺伝子組み換え技術を頼ることなく、乾燥や干ばつに強い植物を育てることができるとも。

シロイヌナズナというモデル植物に、水で希釈したさまざまな酸溶液を9日間与え、その後約2週間水を与えずに放置する実験。
で、その後3日間水を与えたところ、酢酸を与えた試験体だけが強い乾燥耐性を示し、葉を茂らせたとのことです。

殺菌作用から乾燥耐性まで幅広く活用することができる酢酸は、化学肥料や農薬を使用したくない就農者にとっては外せない希望の農業資材?
飯尾醸造にとっても嬉しい記事でした。


           米作り担当 伊藤