朝晩めっきり寒くなり、紅葉も一気に鮮やかになってきた今日この頃。

薄着で出てきてしまったことに後悔しつつも、そのままの勢いで乗り切ろうとする市川です。笑


皆さんは秋といえば何を思い浮かべますか?


食欲の秋、読書の秋、スポーツの秋、芸術の秋、睡眠の秋、、、
秋は色々イベント事も多いので、皆さん色々な秋の楽しみ方をされていることでしょう。


ただ私にとってのナンバー1は紅葉です!

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通勤1つとっても、景色がガラリと変わり四季を感じさせてくれます。


先週末は紅葉スポット巡りで癒されてきました。
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ちなみに、なぜモミジは赤くなるのかって、皆さんはご存知ですか?

考えたことないって人も多いと思いますが、これを機に緑に目を向け四季を感じていただけると嬉しいです。


では、元造園屋さんの私が解説していきたいと思います。

そもそも木々の葉っぱが緑色に見えるのは、なぜか?

それは光合成をするためのクロロフィルという緑色の色素を含んでいるからなのです。


では、モミジの紅葉は?

秋になると日照時間は短くなり、気温も低くなり、光合成が上手く出来なくなります。

そうすると、クロロフィルは分解されて葉っぱの養分を木に回収します。

葉にはカロチノイドという黄色の色素も含まれていて、少し遅れて同じように分解されていきますが、ゆっくりが故に緑から黄色になる時期があります。
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その後、葉っぱが落ちても大丈夫なように葉っぱの根元に離層という壁をつくります。

取り残されたクロロフィルは光合成でデンプンなどの養分を作り、行き場のないデンプンは分解されて糖になり、日光があたることで葉っぱの中の糖が酵素と反応してアントシアニンを作ります。

その作られたアントシアニンこそが赤色の正体なのです。


ただ、なぜ落葉前にアントシアニンを合成するのだろうか?

アントシアニンには紫外線吸収作用があるため、紫外線で生じる障害から細胞を守っているという説があります。
その他、鮮やかな赤色がアブラムシなどの害虫に対する警告となって、食害を防いでいるとの説もあるが、それらの詳細はまだ明らかにされていません。

もしかすると、モミジの紅葉の理由には学者の方々が想像もしないロマンチックな訳があるのかもしれませんね。

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何気に見ているものに、疑問を持つと意外と面白いのでオススメです。

瓶詰めライン担当 市川