昨年の12月16日に酢酸発酵を始めた紅芋酢、時間の経過と共にますますビビッドな色へ変わって来ました。
製造工程にご興味のある方はこちらを順番にご覧ください。
紅芋の収穫〜弥栄梅本農場にて〜
いよいよ紅芋酢の仕込みが始まりました
鮮やかな紅芋酒の仕込み
酢を造る
美色に酔う! 紅芋酢の発酵から6日経過しました
≪植菌≫
日曜日に酢酸菌の膜を植えつけた直後。液面の一部に膜が浮かんでいる状態。
やっと紅芋の酢酸発酵へ ―植菌―
今日は日曜日ですが、酢の発酵責任者の相見は出勤。いよいよ紅芋酢の発酵が始まります。
≪タンクの蓋を開けて≫
前日の夕方から表面をヒーターで40度に保温しておきます
無花果醪(もろみ)の搾り
弊社には蔵が二つあります。一つはもちろんお酢を造る酢蔵。もう一つは醪蔵(もろみくら)。醪とは聞きなれない言葉ですよね。パソコンの文字変換でもなかなか出てきません。実はこれお酒そのものなのです。ですが、お酒として世に送り出すのではなく、全量をお酢の原料とし
『富士 玄米酢』の圧搾はこんなに大変 ―2日目―
≪重しを載せて≫
1日経ったら、今度は圧力をかけていきます。
『富士 玄米酢』の圧搾はこんなに大変 ―1日目―
≪搾り槽(ふね)≫
この風景、現在の食酢業界ではほとんど見ることができないのです。食酢だけでなく、日本酒業界でも大吟醸などの特別なお酒でたまに使われている程度の、いわゆる骨董品レベルの道具。
今年も無農薬で栽培した青梅を使って、梅酢を仕込みました
今年も梅酢の仕込みをしました。あいにく梅の不作年のようで、大きさも昨年よりは小さく、獲れる量も少なかったようです。
≪洗浄・アク抜き≫
まずは念入りに洗います。「半切り」と呼ばれる大
りんごの酢造り ―酢酸発酵スタート―
≪酢酸菌膜を浮かべる≫
出来たばかりのりんご酒を火入れ(殺菌)したあと、一度室温まで冷まします。その後、種酢(すでに出来上がっているりんご酢)を加え、液面のみヒーターで40度程度に温めます。
通常、酢の仕込みに使う酒はアルコール度数が高い
順調! 無花果酢の発酵
先週の木曜日から始めた無花果酢の酢酸発酵(アルコール⇒酢)は、今のところ順調に進んでいます。
左の写真は木曜日に酢酸菌膜を移植したときのもの。
右の写真は本日、月曜日に撮ったもの。菌膜が液面全体に広がっています。このようになればひと安心。
アルコール発酵を終え、酢酸発酵へ ―無花果酢―
私が出張にしている間に無花果(いちじく)の醪(もろみ)のアルコール度が5%を超えたため、すぐに火入れ(殺菌)をして発酵を止めました。気温が高いので予想以上に発酵が早く進んだようです。だから発酵は難しい…。
醪(酒のようなもの)の半分量の種酢を加え、酢酸発
Welcome to 木桶
木桶が熟成蔵に入ってきました。20日間、水を何度も出し入れしていたお陰で、水漏れもなく、木の過剰な匂いもありません。とりあえずココまではほっと一安心。
すでに発酵を終えた特別な純米酢を勢いよく流し込みます。私共の酢はアミノ酸や有機酸等の成分が
備えあれば・・・
なにか万が一のことがあったときのために、飯尾醸造では瓶詰した酢を2本、最低でも2年間は保管します。特に富士酢に関しては年に何回か、「味がおかしい」とか、「腐っている」とかのクレームをいただきます。
結果的に問題はなく、他社様の酢の味に慣れて
送るヒト、もらうヒト、包むヒト
毎年、お中元・お歳暮の時期になると、事務スタッフの動きが活発になります。(普段はヒマそうにしている、っていうワケではなく)
ご注文いただいたギフト商品を一つひとつ包装するために、酢を運んでくる者、箱に詰める者、間違いがないかチェックする者、
ままごとみたいな
事務所の片隅にて商品開発。弊社にはきれいな商品開発室も糊がパリっと効いた白衣もありませんが、地味に二人で何種類ものサンプルを作りました。
まだ何を作っているかは明かせませんが、来月には新製品をお披露目できるかも知れません。
商品開発のとき
進水式ならぬ浸水式
昨年末に手に入れた木桶を使うべく、その準備として水を溜めました。
この木桶は新品ではなく、もともと酒屋さんで使われていたものをバラした後、表面を削って組み直していただいたものです。
新桶の場合は木の香りが強いため、最低30回以上水の出し入れ
微調整
先日、「蔵人は毎週、発酵の経過を見ながら微調整を行う」と書きましたが、では具体的にはどんなことをしているのか。
まずは週に一度、数値にて発酵の状態や液面の温度をチェックします。
発酵の進行が遅い場合や温度が低い場合はタンクと木蓋の間のカマ
ちりめん模様
16日に酢酸菌の菌膜を移植したタンクは、20日になって、菌膜が液面全体に広がりました。
でも膜は薄く、ところどころにムラがみられます。
こちらは隣のタンクです。
4月に仕込んだものですので2ヶ月が経過し、菌膜がしっかりとした厚みに生長しています。
遠く
布団代わりに
酢酸菌の菌膜を液面に浮かべてやると、いよいよ発酵のはじまりです。
酢は一年を通して造りますので、季節と共に蔵の室温も変わってきます。
とはいえ、酢酸菌は年中40度前後を好みます。
そういった意味で、タンクの上部にかけるムシロは布団の役目を果
菌を植える -発酵のスタート-
今日は酢の仕込みがありました。
原料である純米酒と種酢、地下水をタンクに入れて準備OK。
いよいよ酢酸菌の菌膜を移植します。
他のタンク表面で発酵中の菌膜を専用の網ですくいます。
その膜を液面に浮かべてやります。
少しずつ少しずつ、慎
一番搾り? 荒走り?
今も現役で活躍している搾り槽(ふね)です。
玄米酢などのお酢は、この槽を使って酢とカスに分けます。
いわゆる圧搾作業ですが、酒屋さんを含めてこの搾り槽を使われている蔵はめずらしいと思います。
まずは専用の袋にお酢を詰めていきます。
こぼさない様に
自然のままに、静置発酵
私どもの蔵では「静置発酵」とよばれる昔ながらの製法でお酢を造ります。
これはタンクの表面の酢酸菌が、3〜4ヶ月とゆっくり時間をかけてアルコール(純米酒)を酢にかえていく発酵法です。
時間と手間、職人の勘が必要ですが、アミノ酸や有機酸の多い、
明治のかほり?
創業当時に使われていた壷でしょうか。昔は小売業のお客様がこれを蔵に持って来て、量り売りをするというリサイクルの仕組みがあったんでしょうか。
登録商標の『富士』は初代 長蔵が「日本で一番の酢を造りたい」と命名したものです。
お客様に直接お渡しするという商売