なにか万が一のことがあったときのために、飯尾醸造では瓶詰した酢を2本、最低でも2年間は保管します。特に富士酢に関しては年に何回か、「味がおかしい」とか、「腐っている」とかのクレームをいただきます。
結果的に問題はなく、他社様の酢の味に慣れてらっしゃる方が初めて富士酢を使われたときに違和感を感じられてのことがほとんどです。
そのようなときであっても、現物を送付いただく前に自社で瓶詰日毎に商品を保管しておけば、味や香り、酸度の分析ができます。これによって、少しでも早くお客様やお得意先様の不安を解消することができます。
小さなお酢屋の品質管理の舞台裏でした。
五代目見習い 彰浩