木桶が熟成蔵に入ってきました。20日間、水を何度も出し入れしていたお陰で、水漏れもなく、木の過剰な匂いもありません。とりあえずココまではほっと一安心。
すでに発酵を終えた特別な純米酢を勢いよく流し込みます。私共の酢はアミノ酸や有機酸等の成分が多いため、他社様のお酢に比べて泡が立ちやすいです。コクのあるお酢を見分けるためには瓶を振って泡立ち具合を見る、というのもひとつの方法かも知れません。
この酢が熟成期間を終えたときにどんな香りになるのか、楽しみです。恐らく富士酢よりも更に個性の強いものになるのでは、と想像しています。
なにはともあれ、今後数ヶ月はこの転入生に目が離せません。
五代目見習い 彰浩