今晩は、宮津市の助役を始め、宮津市の行政に関わる皆さんとコンサルの先生方と、宮津の活性化に関する意見交換会があり、弊社社長と共に出席させていただきました。
その会場となったのが、様々なメディアでもとりあげられている『ワインとお宿 千歳』さん。天橋立の運河を眺める絶好のロケーションはもちろん、モダンと風情の調和した雰囲気、そして全国的にも屈指の品揃えを誇るワインをツールとして、活躍されている旅館です。
ワインセラーもこの他に大きなスペースがひとつ、そしてワイン用の倉庫もあります。そのワインは夕食のあとでも、ゆっくりと時間の流れるカウンターで楽しむことができます。
その千歳さんですが、今日の主役は、意見交換でも宮津の新鮮な魚介類でもなく、ワイン(だったと私は個人的に感じました)。
主役の彼の名は、ジュヴレ・シャンベルタン プルミエクリュ カザティエール。1969年の当たり年のワインです。ナポレオンがこよなく愛し、戦場に持ち込んだワインとして知られています。自分の生まれた年より古い年度のワインは初めていただきました。長い年月を経て、今ここにあるというストーリーを考えるだけで、より美味しく幸せに感じられます。
その脇役として、地元の山海の宝がテーブルに並びました(もちろん、本来であれば、このお皿それぞれが主役であることは間違いありません)。
黒アワビ、あおりイカ、ひらめの縁側のサラダ。
もちろん、全て地元・宮津でとれたもの。味は言わずもがな、です。
まめ鯛のグリル。
このお皿には、弊社の梨酢がソースとして使われています。おそらく、ベーコンにフライパンで熱を通した後、梨酢でフライパンの旨味をこそげとったもの。酸味や白身の味を邪魔しない程度のやわらかいお味でした。
まぁ、自分とこの酢を使っていただいてると、それが、よけいにうまく感じさせるのかもしれませんが。
締めは手打ち蕎麦。
しかも蕎麦は地元の伊根の農家さんが栽培したもの。魚介だけではなく、野菜や蕎麦に至るまで出来る限り地元の食材を使う、いわば地産地消を肩肘張らずに実践されています。
デザートには3種。
南瓜酢を煮詰めたものがババロアのソースに使われていました。
弊社では石榴酢を除く6種類の果実酢全てにおいて、地元の農作物を原料としています。ということで千歳さんでは、調味料やその原料までも地元のものを使っています。
ワインもしかり。
千歳さんでは、『天橋立ワイン』も経営されていますので、フランスの高価なワインだけではなく、地元のブドウから作ったお手軽なワインもグラスで楽しんでもらえるような、利用者の懐具合に合わせた選択肢を用意されています。
そのホスピタリティーがお客様にウケル秘訣なのかもしれません。楽しい時間を過ごさせていただきました。
ワインとお宿 千歳 http://www.amanohashidate.org/chitose/
天橋立ワイン http://www.amanohashidate.org/wein/
五代目見習い 彰浩