昨日も催事が終わって、疲れがかなり溜まっていたので、美味いものを求めて電車に。

京都の繁華街である四条河原町周辺から電車で15分足らずのところに『焼肉屋いちなん』さんはある。でも初めての場所だったので、お店に電話して場所を聞くと、わざわざ自転車で迎えに来てくださいました。

このお店を知ったきっかけは、やまけんさんのブログ(http://www.yamaken.org/mt/kuidaore/archives/2005/06/post_557.html)でした。その内容から、今回は焼肉というよりも自家製の燻製を求めて。

二人で行ったのでたくさんの種類は食べられないことを覚悟していたのですが、やまけんさんのブログで富士酢のことをご存知だったようで、メニューとは全く関係のない、たくさんの種類を少量ずつ出してくださいました。

焼肉屋の最初の一皿がこれ!

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≪自家製のレバーパテ≫

香辛料が効いていて、ビールがかなり進む味です。
これはかなり期待できます。

このあとは自家製のナムルが3種類でてきたのですが、その内のひとつ、瓜のナムルはパリパリとした食感がとてもいい感じでした。

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≪刺身の盛り合わせ≫

手前がハラミ、右奥がハツ(心臓)、左奥がセンマイ。どれも美味しかったのですが、ハラミは特にお気に入りでした。馬刺しや牛刺しなどの肉系の刺身は、凍ったものが当たり前のように出てくることがありますが、脂が固まっているため全く美味しくありません。その点、こちらの刺身は全て口の中ですぐに噛み切れ、瞬く間に胃袋に入っていきます。

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≪自家製ソーセージ≫

そして、念願のものが。ソーセージは燻製したものとしていないものの2種類を出してくださいました。普段スーパーで見かけるものに比べ、皮を歯で破ったときの感じ(歯ごたえ)がとてもソフトです。皮は羊の腸だと思うのですが、かなり薄いものを使っているのかもしれません。

これ、大好きです。

他にもトントロの生ベーコンやアゴ肉の塩茹でなど、堪能させていただきました。

この間、私が飲んでいたのは、自家製のドブロク。ご主人に伺ったところ、京都の錦市場で麹を買ってきて、ドライイーストと蒸したお米で造っているとのこと。発酵の際には、ヨーグルトを入れられているようです。日本酒の世界では酒母(酒を発酵させる際のスターター)に乳酸を加えます。これは発酵時のpHを酸性に傾けるため、雑菌の繁殖を防ぐことができるからです。

こちらのお店では、お客さんからの注文のたびに、ドブロクの上澄みと沈殿部分を混ぜた後、一杯分だけミキサーに掛け、麹をペースト状にして出されるようです。ドブロクは雑菌が繁殖することによって、酸が高く(酸っぱく)なっていることが多いのですが、こちらは乳酸菌がかなり多い(多分ヨーグルトの量が多い)らしく、とてもまろやかな味でした。

最後に、こちらのご主人がとても気さくで、いろんなことを話してくださる方だったので、とても楽しい時間を過ごすことができました。ぜひまた伺いたいと思います。ありがとうございました。

一乗寺 南山 http://www.ichinan.com/

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                            五代目見習い 彰浩