大勝軒






≪大勝軒の佇まい≫

麺好きの私にとって東京の想い出のお店が、新中野にある『大勝軒』です。大勝軒は丸長系、池袋系など、のれん分けというか同名でいろんな店舗があるようです。ちなみに私はラーメンオタクではないので、他にもっともっと美味しいお店があるのかもしれませんが。

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≪スペシャルつけそば大盛≫

このお店は6年ほど前の新入社員時代に先輩に連れて行ってもらったことがきっかけでした。それ以来、新宿・中野界隈を営業車で廻っていた2年間、最低週に一度は通っていたお店です。そして部署が変ってからも定期的に通い、会社を辞めて宮津に戻る前日にも行くほど、私のサラリーマン時代の一番の想い出のお店です。といっても親父さんとは一度も話をしたことがありません。そのくらい、「食べる」ために通ったお店です。

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≪魅惑のツヤツヤ極太麺≫

ラーメンはスープと麺の両方を楽しむのに対して、つけそばは麺を食べるもの、という話を聞いた事があります。ただし、この大勝軒ほど麺が主役のつけそばには今まで出会ったことがありません。極太で且つ厚みもある(きしめんの様に薄っぺらくない)、非常に存在感のある麺です。喉越しが素晴らしい。

他の大勝軒でもここまで太い麺はありません。しいていうならばJR日暮里駅東口前にある『馬賊』の手打ち麺に似ているのです。でも、それよりももっと太くて食べガイがあります。とにかく、この麺のためにひたすら通い続けました。多い週には3回も。

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≪スペシャル用のつけ汁≫

今回はチャーシューやメンマのたくさん入った「スペシャルつけそば」。実は、前日にも「たまごつけそば 普通盛」を食べたのですが、大盛にしなかったことを悔やみきれず翌日再訪した次第です。アホみたい。それで欲張ってスペシャルに。でもココで食べるなら具は必要なかったなーと。チャーシューやメンマでお腹が膨れるともったいない。だって、主役はあくまで麺ですから。

おススメの食べ方は麺をワシャワシャ食べて、あとひと口分だけ残す。そしておもむろに「スープください!」とドンブリをカウンター越しに出すと親父さんがスープを足してくれます。残った麺をそのスープで食すとラーメンのようになり、二度美味しい。スープはカツオのかなり効いたあっさり醤油味で、ちょっと酸味があります。

ちなみにココではつけそばの他にラーメンも食べることができますが、全く別の麺で出てきますので要注意。私自身は「たまごつけそば大盛」がベスト・チョイスだと信じています。次に食べられるのはいつになることやら。

大勝軒(新中野) 東京都中野区本町4-38-25
         TEL 03-3383-0216
         丸の内線新中野駅から徒歩5分(鍋屋横丁通り)木曜定休日

                          五代目見習い 彰浩