≪木村さんの無農薬・無肥料栽培りんご≫
この貴重な林檎、ブログに何度も登場している青森の木村さんが作られたものです。表面がツヤツヤと光っています。
欧米では収穫後にワックス(被膜剤)をかけることが普通ですが、木村さんのりんごには不要です。では、なぜ、こんなに表面が輝いているのかというと、樹の上で完熟しているからです。
りんごは成熟するとリノール酸やオレイン酸などの不飽和脂肪酸が表皮に出てきます。不飽和脂肪酸とは、悪玉のコレステロールを減らす働きをもつ油で、オリーブオイルやグレープシードオイルにも多く含まれています。これが皮に含まれるロウ物質を溶かし表皮に現れてくるため、ネトネトしたような状態になるようです。つまり、りんご自身の天然のロウ物質が、保温や撥水の役目をしているのです。
≪にごり林檎酢≫
そして、ついにデビューします、『にごり林檎酢』。2004年5月2日に発酵をスタートし、8月17日に発酵を終了。その後、1年2ヶ月の熟成期間の後、瓶詰されました。
11月2日(水)から始まる日本橋高島屋の催事「味百選」で、1日50本(お一人様2本限り)限定にて販売させていただきます(120mlで840円)。木村さんのりんごがジュース以外の加工品として世の中に出るのは、おそらく初めてではないかと。
このお酢のこだわりは3つ。
1)もちろん原料。木村さんのりんごを100%使ったこと
(ジュースではなく、果実そのものをミキサーで摩り下ろして使用)
2)水を一滴も使っていないこと
(通常はアルコール度数を薄めるため、加水する)
3)繊維の残る、濁った状態で瓶詰したこと
その結果、やさしい甘みとりんごの旨味の残る酢に仕上がりました。味百選にお越しくださる方は「試飲させて!」とお声をお掛けください。
五代目見習い 彰浩