豆腐よう豆腐よう2






≪豆腐よう&しゃこ貝の豆腐よう漬≫

どうしても食べに行きたいお店があります、沖縄に。その店の名は『山本彩香』。様々なメディアに取り上げられている琉球料理の名店。化学調味料を使わず、丁寧に作られる料理には全国にファンがいます。そして、そのファンが料理を伝承したいと、働きにやってくるようです。ここ3年間で仕事、プライベート合わせて10回ほど沖縄に行くなど自他共に認める沖縄好きの私ですが、このお店は予約がとれず、未食(未だ食べられていないこと?)。

そんなお店が日本橋三越で行われた沖縄展に出店されていました。そして、山本彩香さんご本人とお会いできたのです。弊社がお酢屋であることを伝えると、一度伺いたいとおっしゃっていただきました。実現できるといいのですが。

と前フリが長くなりましたが、そんな山本彩香さんの作る「豆腐よう」。別名は東洋のチーズとか。これまでに食べたことある方、その既成概念を覆されます、必ず。お酢と同様、発酵食品ということでぜひ紹介せねば、と。

「豆腐よう」とは、島豆腐と呼ばれる沖縄の固めの豆腐が原料。作り方はこんな感じ。豆腐に塩をまぶした後、何日もかけて天日干しし、水分を飛ばします。表面を何度も泡盛で洗うことでヌメリを取った後、紅麹液に漬けて半年間発酵させる。この漬け汁がかなりポイントのはず。

泡盛や麹、砂糖や塩で調整するのですが、市販品の豆腐ようはかなり泡盛くささがあります。よって、食べるときは爪楊枝でちょびちょび食べるのですが、山本彩香さんのそれは泡盛くささがなく、コクのあるウォッシュタイプのチーズのようにマイルド。絶品ー。だからひと口でいっぱい食べられます。豆腐を混ぜてペースト状にしてもウマウマ。

これを食べて、更にお店に行きたくなったのでした。嗚呼、愛しの琉球王国、憧れの山本彩香。

山本彩香 http://www.geocities.jp/rentama98/body/report/nanbu/ayaka/ayaka.html

                         五代目見習い 彰浩