実はこの1週間で5回、通っています。というのも、母と妹がとある仕事でてんてこ舞いの状態。朝8時から夜遅くまで、過去にないほどの働きっぷりを見せていたのです。そのため、お昼ご飯を作る余裕なし、と。

でも、結果として、この外食週間(というか、こんぴら週間)は私の今後のうどん人生に大きな功績を残すこととなりました。って、とにかく、素晴らしい発見があったのです。

こんぴら裏メニュー



















≪こんぴらうどん≫

このブログで何度も紹介しているとおり、宮津がいや、京都が誇る素晴らしい、うどん屋さん。そして、私がいつもオーダーしていたのが裏メニューの「しょうゆ」。詳細については、こちら

2ヶ月ほど前から、この「しょうゆ」が表のメニューに昇格したのでした。すばらしい。

・・・でも、ほとんどオーダーがないとのこと。

こんぴら裏メニュー2



















≪毎月変わるメニュー≫

メニューにも、「しょうゆ 650円」と記載されています。

さて、この「しょうゆ」には欠点がひとつだけあったのでした。それは、冬場の寒い時期に食べるにはちょっと厳しいということ(しょうゆのあったかいやつ、というオーダーも出来るのですが、個人的には冷たいのが好き)。

そこで、数ヶ月前から「あったかい出汁で冷たい麺食べる、つけめんスタイルのメニューをつくってほしい!」とお願いしたいと思いながら躊躇していました。

そして、先週、勇気を出して?お願いしたのがこれ。

こんぴら裏メニュー3



















≪トリモリ 800円≫

「鳥なんばん」があったかいうどんなのに対して、「鳥盛り」は、つけ汁で食べるバージョンということです。蕎麦でいうところの、「鴨なんばん」と「鴨せいろ」の関係と同じ。なんか通っぽい?

こんぴら裏メニュー4



















≪食べ方≫

あつあつの出汁に冷たいうどんをさっと通して、つるーっと。

 トリモリや ああトリモリや トリモリや

と詠いたくなるほど、グミのような弾力のある食感、喉越し、丁寧にとられた出汁・・・、うーん、素晴らしい!

そして、この「トリモリ」に欠かせない薬味がこれ。

こんぴら裏メニュー5


























≪山椒≫

大阪にある、私の大好きな七味屋さん「やまつ辻田」の新モノ山椒。国産の安全な原料にこだわる、最高の脇役。これを使ってることがすごいなぁ、と。

そして、トリモリをさらに美味しく食べる方法を思いついたのでした。

というのは、このトリモリも、食べ進むうちに出汁がだんだんと冷めてきます。それはしょうがないと、先週の時点では思っていました。そこで、三度、このトリモリを食べる中で考えたのでした。

【目的】

  最後まで美味しくトリモリを楽しみたい! 

【現状の問題点】

  食べ進むうちに出汁が冷めてくる

【解決策】

こんぴら裏メニュー6



















こんぴら裏メニュー7



















≪あつもり 150円≫

冷たいうどんを食べた後、通称「あつもり」をおかわりする。「あつもり」っていうのは、あったかい、茹で汁や出汁などが入っていないうどんをドンブリに入れたもの。

つまり、出汁が冷めてくる前に、あったかいうどんでもう一杯食べるのです。こうすれば、最後まで冷めずに美味しく、しかも、冷たいのとあったかいのと2種類のうどんの食感が楽しめる。

この冬はこれに決まり!
最後まで美味しくいただけたのでした。めでたしめでたし。

                       五代目見習い 彰浩