今日から数回に渡って、東京出張のときに行った美味い店をご紹介します。ちなみに、バル エンリケは田植えにも来てくださったお取引先の方に連れて行っていただき、ご馳走になってしまいました。

≪バル エンリケ≫
小田急線の東北沢駅から徒歩5分のところにあるスペインバルのお店、エンリケ。カウンター10席のみのこじんまりとした佇まい。
メニューには美味そうな雰囲気が漂います。

≪メニュー板≫
美味そうな料理とよくわからないカタカナが同居するメニュー板。こういう場合は迷わずオヤジさんに聞いてください。一見コワモテで、たしかにちょっとぶっきらぼうに振舞っていますが、ちゃんとうまいものを食べてもらいたい気持ちがビシバシ伝わってきます。
「野菜中心で。」とか、「肉と魚、卵、野菜の料理をひととおり食べたい。」とか相談すると、「今日はイワシが美味い。」とか教えてくれます。意外といいオヤジ! やっぱり話しかけてみるのが美味いものに出会う秘訣。今回は連れて行ってくださった方が常連だったこともあって、冗談交じりにいろいろと教えてくれました。

≪トマトとモッツァレラ≫
トマトも旨みが濃厚で美味かったのですが、モッツァレラの美味さには脱帽。なんと日本ではなかなかお目にかかれない、水牛の乳から作ったものだそうな。
ちなみにトマトは野菜の中で最も旨味が強い野菜。なぜならアミノ酸の一種、グルタミン酸の含有量が一番多いから。現在のイタリア料理が形づくられたのはトマトが大きく関係しているようです。たしかに、トマトソースに出汁は使わず、塩を入れただけでも旨いのはそのせい。

≪アナゴのからあげ≫
揚げた表面のサクッサクッとした食感と中のしっとり感に適度な脂。白ワインが進みます。ご一緒した方は女性でしたが、私よりも全然お酒が強い方なので、オトコマエな飲みっぷりでした。「飯尾さん、ちょっとビビッてるでしょ?」とか言われながら飲んでました。多分、飲み足りなかったんやろうなぁ。

≪マッシュルームのにんにくソテー≫
マッシュルームののジューシーな旨味とニンニクの香り。これも酒が進みます。というか、隣りで進めてらっしゃいました。干しシイタケに代表されるキノコ類の旨味はグアニル酸。しかもマッシュルームにはシイタケの3倍ものグアニル酸が含まれています。日本や中国などは干して旨味を凝縮させるのに対して、西洋では生のものを煮て水分を飛ばし、濃縮して使っています。食文化のルーツの違い。

≪バスク地方のアサリごはん≫
これが秀逸。パエリアのようにおコゲの食感を楽しむ料理ではありませんが、おそらく生米から炊いてアサリの旨味を米内部までしみ込ませているはず。日本のおかゆのように消化によさそうですが、ほんの少しだけ米に芯を残した仕上がり。シメには最高です。
井上さん(と最後に名前を出した!)、ご馳走様でした。また楽しいお話をありがとうございました。
五代目見習い 彰浩

≪バル エンリケ≫
小田急線の東北沢駅から徒歩5分のところにあるスペインバルのお店、エンリケ。カウンター10席のみのこじんまりとした佇まい。
メニューには美味そうな雰囲気が漂います。

≪メニュー板≫
美味そうな料理とよくわからないカタカナが同居するメニュー板。こういう場合は迷わずオヤジさんに聞いてください。一見コワモテで、たしかにちょっとぶっきらぼうに振舞っていますが、ちゃんとうまいものを食べてもらいたい気持ちがビシバシ伝わってきます。
「野菜中心で。」とか、「肉と魚、卵、野菜の料理をひととおり食べたい。」とか相談すると、「今日はイワシが美味い。」とか教えてくれます。意外といいオヤジ! やっぱり話しかけてみるのが美味いものに出会う秘訣。今回は連れて行ってくださった方が常連だったこともあって、冗談交じりにいろいろと教えてくれました。

≪トマトとモッツァレラ≫
トマトも旨みが濃厚で美味かったのですが、モッツァレラの美味さには脱帽。なんと日本ではなかなかお目にかかれない、水牛の乳から作ったものだそうな。
ちなみにトマトは野菜の中で最も旨味が強い野菜。なぜならアミノ酸の一種、グルタミン酸の含有量が一番多いから。現在のイタリア料理が形づくられたのはトマトが大きく関係しているようです。たしかに、トマトソースに出汁は使わず、塩を入れただけでも旨いのはそのせい。

≪アナゴのからあげ≫
揚げた表面のサクッサクッとした食感と中のしっとり感に適度な脂。白ワインが進みます。ご一緒した方は女性でしたが、私よりも全然お酒が強い方なので、オトコマエな飲みっぷりでした。「飯尾さん、ちょっとビビッてるでしょ?」とか言われながら飲んでました。多分、飲み足りなかったんやろうなぁ。

≪マッシュルームのにんにくソテー≫
マッシュルームののジューシーな旨味とニンニクの香り。これも酒が進みます。というか、隣りで進めてらっしゃいました。干しシイタケに代表されるキノコ類の旨味はグアニル酸。しかもマッシュルームにはシイタケの3倍ものグアニル酸が含まれています。日本や中国などは干して旨味を凝縮させるのに対して、西洋では生のものを煮て水分を飛ばし、濃縮して使っています。食文化のルーツの違い。

≪バスク地方のアサリごはん≫
これが秀逸。パエリアのようにおコゲの食感を楽しむ料理ではありませんが、おそらく生米から炊いてアサリの旨味を米内部までしみ込ませているはず。日本のおかゆのように消化によさそうですが、ほんの少しだけ米に芯を残した仕上がり。シメには最高です。
井上さん(と最後に名前を出した!)、ご馳走様でした。また楽しいお話をありがとうございました。
五代目見習い 彰浩
コメント